磨く大全
プロの【ネイルケア】を編集部が体験！ ボーイな装いは指先までこだわって
【磨く】
物の表面をこすってツヤを出したり、きれいにすることを言い、「腕を磨く」や「己を磨く」など内面的な意味で使われることもある。「磨」という漢字の成り立ちは、「手作業」の情景を表す「麻」と、「石」を組み合わせて「石を手ですり磨く」様子を表現したところからはじまる。
爪を磨く
メンズライクなスタイルからちらりとのぞくきれいな指先。目指したいのはそんなボーイな女性像。今回訪れたのは、自爪ケア専門サロン。自爪を育てながら整えるというプロの技を体験してきました！
教えてくれたのは
ロングルアージュ 広尾店副店長 畠山美咲さん
マニキュアリスト歴12年。技術力だけでなくお客さまそれぞれに寄り添った接客も魅力。様々な爪の状態に合ったケアを提案。
美しい爪は土台が大事
肌と同様、丁寧なケアを心がけて
ポリッシュ専門の老舗ネイルサロン「ロングルアージュ」は創業以来、丁寧なケアによる“美しく健康な爪”を追求してきた。
「健康的な爪こそが美しい爪。なのでケアの工程に時間をかけます」と話すのはネイリストの畠山美咲さん。爪は皮膚の一部なので、肌と同じ感覚できちんとケアをすれば、約半年で健康な爪に育てられるといいます。プロに仕上げてもらったネイルを長持ちさせるには、「ご来店いただいた翌日にトップコートを塗るのがおすすめ。その後は2、3日に1度塗れば、もちも長くなります」。今年は自爪ケアで手先の美しさを追求してみては？
＼プロの技が細部に光る／
丁寧なケアで自爪が美しく大変身！
①ヤスリで形を整える
引っかかりがなく、爪が折れにくいラウンドスクエア型に整える。2枚爪を防ぐためにファイルは必ず一方向にかけるのがポイント。
②指先をふやかす
キューティクルリムーバーとお湯で指先をふやかす。
③甘皮をケアする
爪の角質を取り除いていく。美容液成分も浸透しやすく健康な爪が生えやすくなる効果が。
④ベースコート・カラーを塗る
色素沈着を防ぎ、カラーの持ちをよくするためにベースコート塗ってからカラーを塗る。2度塗りするとボトルの見た目の発色により近づく。
⑤トップコートで仕上げる
持ちをよくし、ツヤを出すトップコートを塗って完成。
＼パッと目を引く手元は指が長く見える効果も！／
自宅磨きをするなら……
（手前）キューティクルプッシャー＋プラス 4400円、（奥左から）キューティクル モイスチュア ジェルAバランス 3300円、スーパー ドライ プロテクター エアー 2860円、ネイル ベース パーフェクター シアーピンク 2970円、キューティクル ソフナー 3800円、ネイルファイル 2200円 ※ネイルケア ファーストキット内商品 （以上、ロングルアージュ）
爪のプロが使う製品を自宅でも
角質除去専用ツール、保湿ジェル、速乾トップコート、1本3役のベースコート、角質用のソフナー、爪やすりなど、プロ御用達の商品が。
爪を整えるたくさんの道具が。
１度のケアでこんなにきれいに！
最近の人気はくすみカラー。
壁一面に並んだポリッシュは圧巻。
ハケに取る分量も重要。
手を冷やしながら塗ると早く乾くそう。
気になる色は実際に塗って確認。
連載
磨く大全
良い運気はきれいなところを好むそうで、風水的にも家の掃除をしっかりするとよいとされています。“美は細部に宿る”ともいいますし、それならば家だけでなく、身につけるもの、そして自分自身もすみずみまでピカピカに磨いて、新年の始まりからどんどん運気を上げていきたいですよね。これを読めば「磨く」にまつわるすべてがわかる、学べる、役に立つ、「磨く大全」をお届けします。
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※掲載内容は発行時点の情報です。
［LaLa Begin 2024年 2-3月号の記事を再構成］photo : Ayako Kubota, Shunsuke Musashi text : Yuka Dosaka, Ryoichi Komaba, LaLa Begin styling: Ryoichi Komaba
