STRONG BASIC
【ANATOMICAなど】暖冬には“ベストがベスト”⁉ この秋取り入れるべきワケとは
今、必要なのは垣根がない服
暖冬により、本格アウターを着る期間が短い昨今。環境の変化はもちろん心配だけど、冬のおしゃれを楽しむ機会が少なくなっているという寂しさも。ならばこの秋、ベストを取り入れてみましょう。
意外にどんなコーデにも相性がよく、季節感も演出できます。コートより断然お手頃で、素材や形により印象が違うから、一度着出したらいくつも欲しくなるかも。季節の変わり目はアウターとして、寒くなったらコートのインナーとして冬中活躍します。
【SEASON-LESS】
気候の変化には、ベストな調整役を
季節と気温のリアルな差を前に着るものに迷うなら、“ベストがベスト”。温度調整だけでなく、合わせ技の新しい発見があるかも?
ANATOMICA
アナトミカのビーチクロスベスト
\ハンサムな名品が品のいいネイビーに/
アナトミカのスカーフ1万3200円(アナトミカ 東京) ブラームスのシャンブレーミリタリードレス3万9600円(ワンダリズム) ブレディの鞄6万1600円(ビショップ) ブランドストーンの靴3万1900円(シードコーポレーション) ラッキーソックスの靴下2420円(ラッキーソックス)
ブランドの永久定番ともいえるベストは、品のある濃いネイビー。かつてハンティング用ウェアなどに使われた、あえて起毛させたウールニットは暖かく、ローテクな心地良い重みもあり、ざっくり着るだけでサマになる味わい深さ。パイピングもポイントに。4万2900円(アナトミカ 東京)
BATONER
バトナーのベスト
\個性派ニットベストでクリーンに洒落る/
ウティのバスクシャツ2万4200円(にしのや) ラングラーのデニム1万5400円(エドウイン・カスタマーサービス) ミネトンカの靴1万8700円(ミネトンカカスタマーセンター) ロッキー マウンテン フェザーベットのトート3万800円(アール 柳橋) ゴールディのピアス2090円(ゴールディ)
1つボタンと、サイドのスリットが印象的な個性派ニット。それでいてどんな服にも合わせやすく、ボーダーとデニムの快活なコーデに加えれば一転大人な雰囲気に。毛玉ができにくい独自開発の糸を使用した、整った網目も魅力。強度も高くニットがダレません。3万800円(バトナー)
L.L.Bean JAPAN EDITION
エル・エル・ビーン ジャパンエディションのホールデン・ダウン・ベスト
\短丈ダウンベストはスカートとも相性抜群/
ディー.エム.ジーのシャツ2万3100円(ドミンゴ) オニール オブ ダブリンのスカート3万3000円(ビショップ) ニューバランスの靴1万3090円(ニューバランスジャパンお客様相談室) ラッキーソックスの靴2420円(ラッキーソックス) シーのトート8580円(エスストア)
1990年代を彷彿とさせる大きな腰ポケットのレトロさと、都会的なワントーンが好バランス。薄い高密度ナイロン素材で軽い着心地ながら、中綿はホワイトグースととても暖か。お尻が少し隠れる絶妙な丈感で着回しやすさも◎。3万800円(エル・エル・ビーン カスタマーサービスセンター)
連載
STRONG BASIC
1950年代当時、ハリウッド俳優はテーラードスーツが主流の時代、スウィングトップ、Tシャツ、デニムという、LaLa Begin的にも大好きな、ベーシックなカジュアル姿で異彩を放った俳優ジェームス・ディーン。異端児ともいわれましたが、きっとそれが「自分らしい」と思っていたから着ていたのだと想像します。着ていることが心地よくて、自身が魅力的に映る服。きっと彼はそのことをわかっていてそのスタイルを貫いたのでは。そんなディーン先輩がこんな言葉を残しています。「優しさこそ、本当の強さだ」。便利、快適、上品、万能。いろんな強さとともに、これからの自分にそっと手を差し伸べてくれるストロングベーシックを、いざ探しに!
連載目次はこちら
※掲載内容は発行時点の情報です。
[LaLa Begin 2024年 AUTUMN号の記事を再構成]photo: Keiichi Suto, Kousuke Matsuki, A yako Kubota, Saori Fushimi, Shunsuke Musashi, Saori Nakajima text: Shinji Hashimoto, Mikiko Manaka, Shinsuke Isomura, Aki Ma ruyama, LaLa Begin styling: Makoto Fukuda, Aki Nitta hair&make-up: Miyuki Nakamura, Kei Yamazaki model: Saya Ichikawa, Akari Ushioda, Yoshiaki Takahashi illustration: TOMOYA