STRONG BASIC
【SAINT JAMES】老舗の大定番はバスクシャツ レイヤードの上級者コーデにトライ!
最愛ベーシックの現在地を知る
LaLa Begin的ベーシックを語るうえで欠かせない二大巨頭といえば、デニムとバスクシャツ。色褪せない永久定番だけれど、それにあぐらをかかず、その時々に合わせた「現在地」の確認が大切。情報をアップデートしておけば、ますますゆるぎない着こなしの道標となってくれることでしょう。
フランスメイドが気づかせてくれるボーダーの新しい楽しみ方
ボーダーはモテない? それで結構! 目指すはフランス映画『なまいきシャルロット』。女優シャルロット・ゲンズブールが見せた、あの飾らないボーダー姿です。
絶滅危機にあったこんなボーダー女子を、2014年の発売以来、応援してきたララビギン。だからこそわかります、大好物も毎日だと飽きてくる気持ち。
そんなときはつくりや色形でアップデートした、老舗の進化系ボーダーに注目。心機一転、新しいフレンチシックを楽しめるはずです。
“あえての無地”でシーズナルカラーを楽しむ
\セントジェームスのウェッソン/
肩に巻いたウェッソン1万4300円(セントジェームス代官山店) ビームスボーイのパンツ1万6280円(ビームス ボーイ 原宿) キーンのジャスパー1万5180円(キーン・ジャパン) ケルティの鞄6930円(アリガインターナショナル) マスター&コーのベルト1万4080円(マッハ55リミテッド)
船乗り由来の定番ボートネックは毎シーズン、限定色が出ているってご存じ? たとえば杢調でひとひねりしたやわらかブラウン。その無地シャツに同色のボーダーシャツを肩掛けする、さりげなくも高度なテクニック、ぜひトライしてみて。1万4300円 (セント ジェームス代官山店)
SAINT JAMES
創業はなんと1889年! フランス・ノルマンディー地方で漁師向けのニットやシャツを手掛けはじめ、やがてマリンウェア作りに発展。
連載
STRONG BASIC
1950年代当時、ハリウッド俳優はテーラードスーツが主流の時代、スウィングトップ、Tシャツ、デニムという、LaLa Begin的にも大好きな、ベーシックなカジュアル姿で異彩を放った俳優ジェームス・ディーン。異端児ともいわれましたが、きっとそれが「自分らしい」と思っていたから着ていたのだと想像します。着ていることが心地よくて、自身が魅力的に映る服。きっと彼はそのことをわかっていてそのスタイルを貫いたのでは。そんなディーン先輩がこんな言葉を残しています。「優しさこそ、本当の強さだ」。便利、快適、上品、万能。いろんな強さとともに、これからの自分にそっと手を差し伸べてくれるストロングベーシックを、いざ探しに!
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※掲載内容は発行時点の情報です。
[LaLa Begin 2024年 AUTUMN号の記事を再構成]photo: Keiichi Suto, Kousuke Matsuki, A yako Kubota, Saori Fushimi, Shunsuke Musashi, Saori Nakajima text: Shinji Hashimoto, Mikiko Manaka, Shinsuke Isomura, Aki Ma ruyama, LaLa Begin styling: Makoto Fukuda, Aki Nitta hair&make-up: Miyuki Nakamura, Kei Yamazaki model: Saya Ichikawa, Akari Ushioda, Yoshiaki Takahashi illustration: TOMOYA