STRONG BASIC
【CIOTA】人気の名作デニムがさらに進化。ヴィンテージ感がたまらない!
最愛ベーシックの現在地を知る
LaLa Begin的ベーシックを語るうえで欠かせない二大巨頭といえば、デニムとバスクシャツ。色褪せない永久定番だけれど、それにあぐらをかかず、その時々に合わせた「現在地」の確認が大切。情報をアップデートしておけば、ますますゆるぎない着こなしの道標となってくれることでしょう。
【DENIM】おなじみブランドの「進化」についていく
CIOTA
シオタのハイライズデニム
\また一歩ヴィンテージに近づいた⁉/
アナトミカのサーマル1万4300円(アナトミカ 東京) フィル ザ ビルのジャングルファティーグジャケット5万7200円(フィル ザ ビル マーカンタイル) パラブーツのミカエル9万2400円(パラブーツ青山店) マスター&コーのベルト1万7380円(マッハ55リミテッド) インムードのララビギン別注ネックレス(2本セット)1万4520円(BOYNA) ベベットのバングル3万8500円(ベベット)
ハイライズはリニューアル以前から不動の人気。サイズは24インチから30インチの4サイズ、カラーは写真のミディアムダークブルーのほか5色展開。3万7400円※価格はカラーにより異なる(シオタ)
さらに進化&深化! 歩みを止めないシオタのデニム
最高級の超長繊細綿「スビンコットン」を使用したやわらかなはき心地など、これまでも魅力的でしたが、この度「生機」へと進化! 一般的なデニムがねじれ・縮み防止や表面の毛羽を取るなどの整理加工を行うのに対し、生機はそういった製品としての安定性を保つ加工をしない生地のこと。
生機特有のねじれ
ねじれはセルビッチ部分を見るとよく分かる。写真は裾の部分を正面から写したもの。このねじれもひとつとして同じものはないと思うと愛おしく思えてくる。
ねじれや風合いを楽しめるのが生機の良さですが、「シオタのデニムは作品ではなく商品なので、生機は勇気のいる決断でした」とディレクター荒澤さん。整理加工をしないということは、仕上がりの個体差が大きくなるリスクも。クオリティ維持とヴィンテージ感の両立を追究し、ようやく実現しました。さらに、どんな体型の人でも同じシルエットではけるようにユニセックス展開へ変更。
毛羽を残して味のある加工感
表面の毛羽を取る毛焼きという加工をしていないので、ヴィンテージのような長くはき込んだ風合いと自然な色落ち感が出る。
さらなる高みを目指して進化&深化し続けるシオタ。これからもついていきたいブランドであることは変わりありません。
連載
STRONG BASIC
1950年代当時、ハリウッド俳優はテーラードスーツが主流の時代、スウィングトップ、Tシャツ、デニムという、LaLa Begin的にも大好きな、ベーシックなカジュアル姿で異彩を放った俳優ジェームス・ディーン。異端児ともいわれましたが、きっとそれが「自分らしい」と思っていたから着ていたのだと想像します。着ていることが心地よくて、自身が魅力的に映る服。きっと彼はそのことをわかっていてそのスタイルを貫いたのでは。そんなディーン先輩がこんな言葉を残しています。「優しさこそ、本当の強さだ」。便利、快適、上品、万能。いろんな強さとともに、これからの自分にそっと手を差し伸べてくれるストロングベーシックを、いざ探しに!
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※掲載内容は発行時点の情報です。
[LaLa Begin 2024年 AUTUMN号の記事を再構成]photo: Keiichi Suto, Kousuke Matsuki, A yako Kubota, Saori Fushimi, Shunsuke Musashi, Saori Nakajima text: Shinji Hashimoto, Mikiko Manaka, Shinsuke Isomura, Aki Ma ruyama, LaLa Begin styling: Makoto Fukuda, Aki Nitta hair&make-up: Miyuki Nakamura, Kei Yamazaki model: Saya Ichikawa, Akari Ushioda, Yoshiaki Takahashi illustration: TOMOYA