Begin Market(ビギンマーケット) COLUMN ARTICLES クリーンな【インディゴデニム】の魅力とは? 作り手のこだわりを知って愛着アップ!

2024.08.04

やっぱり青が好き

クリーンな【インディゴデニム】の魅力とは? 作り手のこだわりを知って愛着アップ!

[LaLa Begin 2018年 8-9月号の記事を再構成]

デニムが好き!

みんな、土臭い青ではなく、爽やかな青を目指してる

今はきたいのはクリーンなデニム

本来デニムは労働者のためにつくられた服だから、古いものだと色あせていたりダメージがあったりと、ちょっと土くさい。それも魅力ではあるんですが、今、デニムの作り手たちが目指しているのは断然、クリーンなインディゴデニムなんです。

例えばサキュウ(上)のような、ごく自然なインディゴデニムはその代表格。摩擦によるアタリ(経年変化による色落ち)を楽しむデニムであれば硫化染料で地染めを施すところ、はき続けてもクリーンな青のままであるために、あえて硫化染料の力を借りずに染めるというこだわり。透明感のある澄みきった青は、デニムスタイルでも爽やかに決まるんです。

爽やかデニムの作り手に聞いた“青”の主張

caqu

インディゴ本来の爽やかな青み

鶴丸直樹さん
デザイナー

マリリン・モンローをイメージした深ばきデニムは「硫化染料による色調整をせず、季節の気温変化で起こる色ブレは職人技でコントロール。インディゴ本来の爽やかな青、手染めに限りなく近い青に仕上げました」

サキュウのデニム「アンティークデニム/モダンクラシック」2万円(サキュウ ルームストア)

SERGE de bleu

ムラの少ないクリーンなフレンチブルー

森 光弘さん
デザイナー

ヴィンテージ調のモダンなデニムが評判のこちら。「オーガーニック綿を使い深みのあるきれいなディープブルーを表現。イメージは古き良きフレンチデニムです。花のフラワーオイルに漬けた優しい肌触りも自慢」

サージのデニム「ドライ スタプレ」1万8500円(ショールーム セッション)

HOLLYWOOD RANCH MARKET

草木染めを組み合わせた自然なブルー

神成竜太さん
─聖林公司プレス

デニム好きな男性も一目置く発色。「タテ糸は昔ながらのロープ染色によるインディゴ色、ヨコ糸はタンニンや草木で染めた自然な生成り色。この組み合わせにより、深みのある青と通なアタリの両方楽しめます」

ハリウッドランチマーケットのデニム「PP4XXⅡ」1万8000円(ハリウッドランチ マーケット)

HYSTERIC GLAMOUR

60年代の彩度のいいブルー

山神憲靭さん
─ディレクター

目指したのは1960年代の傑作デニム。「ロープ染色の回数を調整し、当時の濃すぎず薄すぎない彩度のいいオールドブルーを色落ちした状態で再現。あえてレーザーでリアルに再現したヒゲやアタリも見所です」

ヒステリックグラマーのデニム「SP加工ストレッチデニム スリムパンツ」2万6000円(ヒステリックグラマー)

※掲載内容は発行時点の情報です。

[LaLa Begin 2018年 8-9月号の記事を再構成]写真 池本史彦 PYRTE FILMS / 竹内一将 STUH 文 間中美希子/ 灰岡美紗 スタイリング 長坂磨莉 イラスト 川合翔子

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