シャツのトリセツ
サラリーマン見えしない【白シャツの選び方】って? ポイントは生地選びです!
[LaLa Begin 2022年 6-7月号の記事を再構成]
白シャツはかしこまりすぎないで選ぶ
サラリーマンのワイシャツっぽくなってしまう……。白シャツが苦手な理由って、ずばり、ここではないでしょうか?
白シャツはパリッと糊の利いた生地だとかしこまりすぎて見えるから、ソフトでナチュラルなテイストの生地を選ぶのがポイント。そうすればぐんとデイリーユースしやすくなります。
その代表格がトラッドなオックスフォード、つるっと滑らかなブロードやタイプライター、シャリッとしたリネン。このあたりの白シャツならワイシャツ見えすることなく、“おしゃれシャツ”に認定してもらえますよ。
Gitman Vintage
ギットマン ヴィンテージのボタンダウン オックスフォードシャツ
\オックスフォードは洗いざらしでラフに着る/
ヤングアンドオルセン ザ ドライグッズストアのTシャツ9900円(グーニーPR) リノのチノパンツ2万5300円(グッドスタンディング) パラブーツのヴォーグ7万4800円、同ソックス1760円(以上パラブーツ青山店)ヴィンテージのカルティエの時計28万3800円(江口時計店) スチュードベイカーのブレスレット4万4000円(グラストンベリーショールーム)
オックスフォード生地を使い、メンズシルエットで仕立てたボタンダウンシャツの定番は、職人の手作業による今や希少なメイド・イン・USA。イチオシは洗いざらしをチノパンに合わせるメンズライクな着こなし。衿のボタンを外す、袖をまくるなどのアレンジも楽しい。2万4200円(グーニー PR)
Traditional Weatherwear
トラディショナル ウェザーウェアのピンタックシャツ
\ドレスなブロードはピンタックでアクセントを/
高密度のブロード生地で仕立てたビッグシャツは、シルクのような光沢とやわらかさが真骨頂。ノーカラーと胸元のピンタックのおかげで、どんな着こなしも品よく決まる。2万8600円(トラディショナル ウェザーウェア ルミネ有楽町店)
:colon
コロンのアウトプリーツ レギュラーカラーロングシャツ
\王道タイプライターもタック入りで新鮮に/
ファッショニスタ注目の新ブランド。コットンタイプライター生地のシャツは、製品洗いのラフな表情も、ゆったりしたAラインもシンプルだけど愛嬌があって、白シャツのスタンダードになる予感大。2万7500円(エンメ)
ATELIER BÉTON
アトリエべトンのオープンカラーシャツ
\リネン×開衿で風通しよく/
生地はコットンナイロン×リネンを高密度で織った、軽くて防水性のあるウェザークロス。シンプルな開衿とゆったりシルエットも気持ちよく着られる。肌なじみのよいオフホワイトもポイント。2万7500円(アトリエ ベトン)
【COLUMN】
意外と知らないシャツ生地講座
これってどんな生地だっけ? そんなよく聞くシャツ生地の特徴をおさらい。ここでは定番の4種類をラインナップしました。これさえ覚えておけば、もうシャツ選びで迷いません!
オックスフォード
ボタンダウンシャツなどのトラッドな服によく用いられる綿織物。やや厚手でやわらかく、通気性に優れている。
ブロード
ビジネスシャツでおなじみの綿織物。密に織り上げた生地は、光沢があってやわらか。またの名をポプリンともいう。
タイプライター
ブロードよりも高密度な薄手の綿織物。タイプライターの印字用リボンに用いられたことから、この名前になった。
リネン
麻織物の総称。シャリッと涼しげで吸水速乾性があるため、夏のシャツなどによく用いられる。丈夫さも魅力。
連載
シャツのトリセツ
こちらの取扱説明書を手に取っていただき、ありがとうございます。本書では、ベーシックだけど意外と敬遠されがちなアイテム「シャツ」と、ボーイな女の上手な付き合い方をまとめてみました。よくお読みになったあとも、大切に保管してください。
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※掲載内容は発行時点の情報です。
[LaLa Begin 2022年 6-7月号の記事を再構成]写真/竹内一将 スタイリング/コダン ヘアメイク/畑江千穂 モデル/潮田あかり 文/間中美希子 妹尾龍都