Begin Market(ビギンマーケット) COLUMN ARTICLES 映画T第二弾は「史上最高の映画100」1位のあの名画!【シネフィルのために作りました】

2024.06.27

映画T第二弾は「史上最高の映画100」1位のあの名画!【シネフィルのために作りました】

史上最高の映画をTシャツにしました

バイヤーの加藤です。コツコツと好きが高じて販売している映画T企画、第二弾が発表となったのでご報告です✨(パチパチ

 映画好きな編集部・バイヤーが集まってシネフィル専用、単館系映画のTシャツ、グッズを公式印で作っている企画。第一弾は日本初公開のニナ・メンケスからスタート!

映画といえば、ベスト映画100

イギリス映画協会が10年ごとに選出する「史上最高の映画100」。昨年、あのA・ヒッチコックの『めまい』(2位)、O・ウェルズの『市民ケーン』(3位)、小津安二郎の『東京物語』(4位)を抑えて堂々の1位を獲得したのは、シャンタル・アケルマンの『ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地』

これは当時、結構な衝撃を受ける発表でした。

正直、わたしも発表が出るまで、恥ずかしながら知らず……。
発表が出てから大慌てで何とか鑑賞。
確実に映画人、映画好き、から愛されている一本だと知り、自分も少しは映画をかじった身として好きになれるかな、とドキドキしながら観ました。

結論、すごい映画でした……

まったく派手とは言えない。
しかし、確かなドラマがある作品。
主人公の中年女性をとにかく記録し描くものとなっています。
元々ツァイ・ミンリャンやミハエルハネケといった『スロー・シネマ』好きの私ですが、最愛映画がまた一本増えました。
映画=観察し記録する、という原点に回帰する行為の何たる尊いものか、とアケルマンから学べます。ラストに向かって日常の中にひっそりと浸食していく溜め息まじりの哀しみ。
反復の日常のなかの、1つ1つの小さなエラーがひずみとなって積みあがっていくさまは、まるで剥いたジャガイモの皮のよう。🥔
1人の女性のドラマなきドラマを静かに、かつドラマティックに描くさまはアケルマンのみがなせる業です。

再上映を祝してグッズにしました!

そんな、向こう10年はベスト映画1位である『ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地』を満を持してTシャツにしました!

↓映画内のスチールカットのこれが……
\こうなった!/

あの印象的な、キッチンでのシーンを敢えて横からとらえたカットをメインデザインに用いて、アケルマンの日常を描く視点をこっそり盗み見したかのような画角をチョイス。
これは、アケルマン財団とデザインの方向性を考え、有名なポテトシーンの普遍的な日常の記録を、劇的な要素としてとらえないように正面からのカットを避けてデザインに落とし込みました。

 プリントも印刷ではなくシルクスクリーンプリントに。
あえて、当時のフィルム撮影のイメージを踏襲したようなピクセルの粗い出力にしました。
そしてカラーは映画冒頭の印象的なタイトルバックの美しいブルーを基調としたカラーリングにしています。


バックプリントには公式とうたえる各パートナーのロゴを添えて。

BOYNA×CHANTAL AKERMAN/ボイナ×シャンタル・アケルマン
LaLa Begin別注 ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地 映画Tシャツ
4,900円 (税込)

とにかく、この映画が好きだ!と思っている編集部みんなで案だしコンペをし、愛情満天で作った渾身の1枚。
そこのシネフィルの皆様もぜひ手に入れてください!
街でみかけたら絶対に声を掛けます。

そしてそして、今回はTシャツだけでなくトートもご用意!

その名も潔く『CHANTAL』トート

遠くから見ていると、そしてずっと見ていると、なんだか空目?
Lの下に小さくあしらった”AKERMAN”の文字がポイントです!

軽いうえにA4もすっぽり入る万能トート。
畳んでバッグにいれてエコバッグとして使っても良しですよ。
その時はもちろん、牛乳とじゃがいもはお忘れなく買い足しを♪

BOYNA×CHANTAL AKERMAN/ボイナ×シャンタル・アケルマン
LaLa Begin別注 CHANTAL TOTE
2,200円 (税込)

女性TシャツMサイズ着用。(身長163cm)男性TシャツLサイズ着用。(身長165cm)

どちらの商品も男女兼用。TシャツはM,L2サイズ展開でBOYNA・Begin Marketで販売中。
ペアで使っても良しですよ!

CHANTAL AKERMAN映画祭2024

そして、現在、『CHANTAL AKERMAN映画祭2024』が
@東京日仏学院エスパス・イマージュにて開催中。
こちらの物販コーナーでも上記2商品を販売中!
映画を観た帰りに買うも、着て観に行くも良しです。


ディエルマンはもちろんのこと、3年目となり本映画祭初上映の長編やドキュメンタリー作品もあり、貴重なライナップで上映中。 配信していない作品ばかりなので、7/7(日)までの上映をお見逃しなく!

このタイミングを逃すと、またしばらく観れなくなる可能性大です!



東京日仏学院にて7月7日(日)まで開催中。
▼上映作品のタイムテーブルをチェック!

https://chantalakermanfilmfes.jp/

観て着てより好きになる。
大人こそ、《ベスト映画1位!》アケルマン映画の世界を劇場内外で堪能しましょう。

※掲載内容は発行時点の情報です。

photo : Shunsuke Musashi text : LaLa Begin

Share