磨く大全
くすんだ【シルバーアクセ】がピカピカに! 手軽にできるメンテナンスの仕方を伝授
【磨く】
物の表面をこすってツヤを出したり、きれいにすることを言い、「腕を磨く」や「己を磨く」など内面的な意味で使われることもある。「磨」という漢字の成り立ちは、「手作業」の情景を表す「麻」と、「石」を組み合わせて「石を手ですり磨く」様子を表現したところからはじまる。
ジュエリーを磨く
大切なアクセサリーは、日々のメンテナンスで愛着がUP! 今回は、使っているうちに特に汚れが気になるシルバーアクセをきれいにするアイテムを紹介。使い方もチェック!
日本磨料工業のピカール液
\いろいろ磨けちゃう/
発売から70年以上愛され続けている金属磨きのロングセラー。微粒子の研磨剤を配合したクリームが、金属のくすみや汚れを削り取る。180g 440円(日本磨料工業)
硫化したインディアンジュエリーは、軽く磨けば味を残しつつ黄ばみだけを除去。
HOW TO USE
①やわらかい布に少量取り、小さな円を描くようにやさしく磨きます。
②磨き続けると研磨剤が砕けて細かな汚れも落ちるので、少しずつ使うのがコツ。
中田貿易のアンクルビル・シルバークリーンミニ
\一瞬でピカピカに/
化学反応を利用してくすみを落とす銀専用の洗浄液。研磨剤を使っていないので、やわらかな純銀でも磨き痕が残らず、初心者でも使いやすい。1320円(中田貿易)
研磨剤では磨きにくい形状のアイテムや、銀の黒ずみ落としに効果絶大です。
HOW TO USE
①付属のピンセットを使ってボトルに数秒浸します。
②洗浄液は酸性なので、流水でよく洗い流して完了。黒ずみがすっかり取れて新品同様の輝きに。
タウントークのシルバーポリッシュクロス
\手軽に日常使いできる/
研磨剤のほか、変色防止成分も配合されたポリッシュクロス。貴族制の歴史から銀製品への強いこだわりがある英国の老舗ブランド。649円(チャタニジューリー)
拭くだけで変色や汚れが落ちるので、デイリーケアに重宝すること請け合い。
HOW TO USE
コットン生地に成分が含まれているので溝のくすみまで磨きやすい。
連載
磨く大全
良い運気はきれいなところを好むそうで、風水的にも家の掃除をしっかりするとよいとされています。“美は細部に宿る”ともいいますし、それならば家だけでなく、身につけるもの、そして自分自身もすみずみまでピカピカに磨いて、新年の始まりからどんどん運気を上げていきたいですよね。これを読めば「磨く」にまつわるすべてがわかる、学べる、役に立つ、「磨く大全」をお届けします。
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※掲載内容は発行時点の情報です。
[LaLa Begin 2024年 2-3月号の記事を再構成]photo : Ayako Kubota, Shunsuke Musashi text : Yuka Dosaka, Ryoichi Komaba, LaLa Begin styling: Ryoichi Komaba