色図鑑
【THE SHINZONE、Champion】ワントーンでもこなれて見える「グレー」の服たち
あなたの好きな色は何ですか? バースデーカラーが話題になったり、日々の占いではラッキーカラーが告げられたりと、色って何かと気になる。ここでは「色」を切り口に、服と暮らしの名品をご紹介していきます。
GRAY グレー
日本語で表現するなら「灰色」あるいは「鼠色」。でも灰色は「墨」「どんじき」、鼠色は「うす墨」「にびいろ」を指し、この2色、じつは異なる色。火事が多かった江戸で「灰」は縁起が悪く、代わりに鼠色と表したため区別がなくなったそう。
幕府に華美・贅沢を禁じられた江戸の人々が生み出した日本独自の色に「四十八茶百鼠」がある。茶や灰色系統の色に変化をつけたこれらの色、実際には各色100以上もあったのだとか。そんな繊細な色合いを楽しんでいたなんて、グレーと日本人は相性が良いのかも。ほら、現代だってグレーのワントーンが、こんなにこなれて素敵に見えるのだから。
Champion
チャンピオンのリバースウィーブ クルーネックスウェットシャツ
中に着たヘインズのロンT 2860円(ヘインズブランズ ジャパン カスタマーセンター) モスコットの眼鏡4万2900円(モスコット トウキョウ) ゴールディのネックレス2530円、同ピアス1870円、同バングル2200円(以上ゴールディ)
リバースウィーブとは製法の名称で、その強みは縮みに強いこと。従来の縦織りを横織りにする手法で、織りを逆(リバース)にしたことがその名の由来。さらに、両脇には縦織りのリブを施しているから、横縮みもしにくい。元来トレーニングウェアとして作られたから、頑丈さはお墨付きというわけ。理屈のあるタフなつくりを見ると、長く名作とされるのも、納得がいく。1万780円(ヘインズブランズ ジャパン カスタマーセンター)
THE SHINZONE
ザ シンゾーンのクライスラーパンツ
クラークス オリジナルズのワラビーブーツ2万6400円(クラークス ジャパン)
シックなグレーのスラックスは、難易度の高いアイテムに思えるけれど、じつは使い勝手がよく、1本は持っておきたいベーシックボトムス。シャツや上品なニットを合わせればお仕事の日に、スウェットシャツを持ってくればカジュアルな印象に、とトップス次第で印象ががらりと変えられる。2タックでマーベルト仕立ての本格的な仕様ながら、ポリエステルの生地で自宅で洗えるのもうれしい。2万3100円(シンゾーン ルミネ新宿店)
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あなたの好きな色は何ですか? バースデーカラーが話題になったり、日々の占いではラッキーカラーが告げられたりと、色って何かと気になる。ここでは「色」を切り口に、服と暮らしの名品をご紹介していきます。
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※掲載内容は発行時点の情報です。
[LaLa Begin 2024年 2-3月号の記事を再構成]photo : Yohei kojima styling : Aki Nitta hair & make-up : Karen Suzuki model : Mii text : LaLa Begin