なんでもない日のインテリア
BRAUNの【目覚まし時計】はグッドプライス&グッドデザインで良いことづくし♪
インテリアスタイリスト・中野真季が、毎回ひとつずつ、使っているものやこれから使ってみたいものについてお話しします。
中野真季
インテリア会社勤務を経て、現在は暮らしにまつわるアイテムのスタイリストとして活躍。展示会場のスタイリング、インスタレーションを手掛けることも。@ikamtany
こんにちは、スタイリストの中野真季です。第4話ではドイツ生まれの時計、BRAUN社のアラームクロックをご紹介したいと思います。
1921年にマックス・ブラウンによってラジオ部品の製造会社として誕生した「BRAUN」。バウハウスの理念を継承して、歴史に残る名作を生み出し、ミッドセンチュリー時代に家電デザインに革命をもたらしました。BRAUNの商品は今なおモダンで究極の造形美であると感じるデザインです。
今回ご紹介する時計は、ニューヨーク近代美術館の永久展示所蔵品に選定された「AB1」をベースに再現されたアラームクロックBC02に、新たな機能(スヌーズ機能とライト)を加えた「BC02X」。デザイナーは時計、電卓部門でも数々の名作を手がけてきたDietrichLubs(ディートリッヒ・ルブス)です。
BRAUN
ブラウンのBC02X
5280円(ブラウンジャパン)
手のひらに収まるほどのサイズ感ですが、アナログの文字盤はパッと見でも見やすくわかりやすい。ここまで無駄を排除しつつも完成された姿はさすがです。
今はiPhoneなどのアラーム機能で起きる方がほとんどなのではないかと思います。私もその一人です。ですが以前、一度だけ撮影本番日に前日アラームをセットし忘れ寝坊した経験があります。現場には間に合いましたが、冷や汗ものです。改善しなければという策が「目覚まし時計を使おう!」でした。手にしやすい価格帯で、せっかくなら使っていてテンションの上がるものがいいと思い、BRAUN社のものに決めました。
スヌーズ機能が付いていることも良い点ですし、音が徐々に大きくなっていくためにしっかり目覚められます。このサイズ感は何かとちょうど良くて、デスク作業、料理をする時、朝の準備をする時など、自宅で時計が必要な時間帯はいつも携帯するようになりました。作業時にiPhoneなどで時間をチェックするとそのまま脱線しがちだったこともなくなり、良いことづくしじゃないか!と思っています。
※掲載内容は発行時点の情報です。
[LaLa Begin 2024年 2-3月号の記事を再構成]illustration : Yoshifumi Takeda