ニッポン新名品紀行
足なじみの良さ抜群!【ムーンスター】の履きやすさの秘密に迫ります♪
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生産現場を突撃取材する連載企画、「マジカルファクトリーツアー」。今回は「新名品」を探すべく、日本全国を一挙に取材する特別拡大版です! つくりのいいモノの裏に、作り手の真心あり。現場に足を運んで作り手に会い、話を聞いて、心動かされた「想い」とともに、名品たる秘密を実況リポートします!
MOONSTAR/ムーンスターのシューズ
担当:編集部 アオバ
目的:足裏にフィットする履き心地の秘密を知りたくて。
場所:佐賀県佐賀市
靴下にソールをくっつけたような履き心地!
二足の草鞋を履く。これは、両立しえない2つを成し遂げる様をいいますが、ムーンスターのSPxx(エス・ピー)はまさにそれ。スポーツシューズのノウハウと、レザーシューズの足なじみの良さを兼ね備えます。その秘密は、佐賀にある自社工場の「ダイレクト製法」に。
工程1│アッパーの調整
\工程1からすべて手作業で/
オリジナルの木型にアッパーを嵌め込み、足にフィットする形へと成型。シワ部分には350℃の熱風を当てて伸ばし、裏面は隙間を埋めていきます。
工程2│アッパーとソールの合体
こちらは、アッパーとの合体を待つアウトソールたち。葉脈のような模様が愛らしい。
まず、機械にはアウトソールをセットし、その上からミッドソールの原料となる発泡ウレタンを流し込みます。
そして、その上からアッパーで蓋をし、外から熱を加えていきます。するとわずか10分後、ミッドソールは固まり、アッパーとアウトソールの3つが合体するのです。
\ほっか、ほっかの、でっきたて /
一般的なシューズはというと、アッパーとソールを接着剤で貼り付けることで作られますが、ダイレクト製法は、アッパーの下にドロドロのソールを流し込み固めることで、足裏を包み込むミッドソールを作製。さらに、ミッドソールを覆うアウトソールのおかげで、耐久性がぐんとアップします。
工程3│余分な部分を削る
\削られていく様が気持ちいい/
型からはみ出したウレタン、つまりはミッドソールに成りえなかった余分な部分を、曲線に沿って丁寧に削っていきます。「たい焼きなら一番おいしいところだけどね」と工場長。
工程4│検品・梱包
でき上がったシューズは、金属などが紛れ込んでいないか一つひとつを検品していき、梱包へと進みます。
工程5│完成
こうして佐賀工場で作られたエス・ピー(こちらのカラーはベージュ)は、全国の販売店、そしてお客様の元へと届けられます。
佐賀工場ではソールのリペアも行っていますが、並大抵のことでは壊れないでしょう、と工場の方々。定番カラーと限定カラーの、二足のエス・ピーどちらにしようか迷います!
ムーンスター佐賀工場 工場長 江頭芳盛さん
ムーンスター佐賀工場と私には、物作りの歴史があります。ページのどこかに、私が作った佐賀工場のミニチュアがあるので探してくださいね。
SPxx SX78C01 OFF WHITE
足裏にフィットする新感覚シューズ!
¥19,800
スポーツシューズのエス・ピーを、よりタウンユースに履いていただきたい。そんな思いから、来春には新色が登場予定。淡いトーンがほっこりと愛らしいんです。旗艦店・公式オンラインストアの限定発売なのでお見逃しなく!
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※掲載内容は発行時点の情報です。
[LaLa Begin 2023年 12-1月号の記事を再構成]photo : Masatoshi Uenaka, Ayako Kubota, Mami Sakota, Shunsuke Musashi text : LaLa Begin