【日本のキッチンウェア】老舗の一番シンプルなら保存容器も一生もの
常備菜をつくりおき。昆布と水を入れて出汁をとっておく。そんなお料理の段どり上手の愛用品、琺瑯。琺瑯は金属の表面にガラス質の釉薬をかけて高温で焼き付けたもの。菌が繁殖しにくく、におい移りを軽減、酸に強い特徴があります。余ったカレーを保存なんてとき、プラスチック製の容器だと手こずるヌルヌルもつるっと取れて、お手入れも楽。冷凍にも対応、直火とオーブンOK、ただし電子レンジはNGなのでご注意を。白という色の清潔感を具現化したようなキッチンの名品です。
「TK-32」4180円(野田琺瑯)
冷蔵庫の棚にすっきり収まる琺瑯容器。低温保存すれば毎日ぬか床をかき混ぜる必要がないため、無理なくぬか漬けを続けることができます。水取器付き。W25.5×H12×D16㎝。
琺瑯が保存容器に適しているワケ
匂いがつきにくく、酸・塩分に強い
表面のガラス質は匂いや酸・塩分に強いだけでなく、雑菌の繁殖を防ぐ性質もあるので衛生的。中に入れた食材や、料理の風味と質が変わりにくいというのは頼もしいですね!
直火・オーブンがOK
冷蔵・冷凍保存した容器をそのまま加熱できます。あたためたら、そのままテーブルにどうぞ。ただし生地の金属が電磁波を反射してしまうため、電子レンジは使用できません。
TOOLS & INTERIOR 100
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