2018.10.15
センタープレスは自分で出来ます!カジュアルパンツがきちんとした印象に
カジュアルなパンツをセンタープレスできれいめに着る
かつて稀代のファッショニスタと呼ばれたイギリス皇太子 エドワード7世が、雨に濡れてしまったパンツを仕立屋に預けた際にアイロンで折り目をつけたのが発祥といわれるセンタープレス。
フォーマルな装いを演出する紳士服の定番的なディテールは、自宅でのアイロンがけで簡単に実現できちゃいます。
手持ちのチノパンツやデニムもセンタープレスを入れるだけできちんとした印象に仕上がりますよ。
BEFORE
カジュアルな印象のチノパン。せっかくのタック入りパンツも、プレスをサボると野暮ったく見えてしまう。
AFTER
フロントタックとセンタープレスを繋ぐ1本線が脚の直線を強調して、美脚効果も抜群。きちんとした印象に!
HOW TO MAKE センタープレス?
1.まずは、股上から裾まで、内股・外脇の縫い代どうしをきっちり合わせ、プレス位置を定める
2.縫い代部分は、テカリ防止と縫い代部分の凹凸がつかないよう、当て布をしながら軽くプレスする。
3.プレス位置を定めたら、スチームを出しながら、しっかりと折り目がつくようにプレスしていく。
4.FINISH! 同じ要領でもう一方の足も進めます。ちなみにプレス線を入れるとアイロン線は取れないので慎重に。
教えてくれた人
(株)アトリエ セゾン 米田幸生さん
東京・パリコレクションなどを手掛けるサンプル縫製工場の仕上げアイロン担当。
※掲載内容は発行時点の情報です。
[LaLa Begin2018年8-9月号の記事を再構成] 写真/三宮幹史 久保田彩子 武蔵俊介 文/仁田ときこ 浅井ゆみ香 礒村真介 児玉志穂 渡辺 愛