THE BLACKEST T-SHIRT THE BLACKEST T-SHIRT THE BLACKEST T-SHIRT THE BLACKEST T-SHIRT

ひとたび袖を通せば、大人のスマートさと品を感じさせてくれる、引き締まった黒。
その黒は吸い込まれるように深く、その凛とした美しさをいつまでも保ってくれる。
そんな黒Tを作るため、山勝染工の門を叩きました。

漆黒や深黒と呼ばれる「名古屋黒紋付染(なごやくろもんつきぞめ)」。その起源は400年前にさかのぼります。当時、藩のために呉服などを作っていた小坂井家が旗やのぼりを製造したのが始まりとされ、以来、徳川家のお膝元である名古屋で発展していきます。染め師と呼ばれる職人がそれぞれの腕を磨き、より深い黒を探求。江戸時代後半に藩士から庶民へと広がります。近代になると結婚式や葬儀で着用される礼装用和服とし定着しました。

大正8年に創業した山勝染工は、そんな名古屋黒紋付染を手掛ける染元です。最盛期には、名古屋市内に100件を越える染物屋があったといいますが、現在では一桁に。400年の歴史がある伝統的工芸品・名古屋黒紋付染を守りながら、染めの技術、文化の継承・発展に尽力しています。

今回のTシャツでは、名古屋黒紋付染で培った、伝統技術から考案した黒染めを採用しています。当然、絹の着物と綿の洋服では、使う染料が異なりますが、多くの過程でそのノウハウが存分に発揮されています。

例えば染料は、一般的な洋服の染色の数倍使われています。さらに黒一色だけでなく赤と黄色を混ぜることでブラックにより深みを出しています。これは名古屋黒紋付染で行われる「紅下染め」――白い反物を一度赤く染めてから、黒で染める技法、からヒントを得ています。

そして山勝染工にしかできないと言っても過言ではないのが、温度と時間の管理にあります。染料が溶けた液とTシャツを桶に入れ、最もよく染まる60〜70度を2時間半〜3時間(一般的な染めと比べ3倍以上)キープします。その間、ムラなく染料が行き渡るよう5分に1回、職人が手作業でかき混ぜ、染まり具合を確認します。これは江戸時代から変わらない着物の染め方です。今の服は工業製品なので、効率を重視して機械で圧力をかけ一気に染めますが、まさに伝統工芸品を作っている同社ならではの技法。繊維の奥までじっくり染料が染み込み、圧倒的な黒さを生み出します。

生地には「堅牢度」といって染色の丈夫さを表す基準があります。山勝染工の黒染めは非常に高い堅牢度を誇ります。これは、①染料を通常の何倍も使用し、②地入れ(湯通し)を行い、一般的な黒色と比べ3倍以上の時間かけて染め、③染色後、水とお湯を交互に使い2〜3時間洗いをかける、という同社ならでは手間暇を惜しまない仕事により実現されています。素材はカリフォルニアのサンホーキン綿。上質に編み立てた生地は毛羽立ちが少なく、黒さがより際立ちます。程よい厚みがありながらもサラッと心地よい着心地が味わえます。ネックはバインダー仕様に、縫製はフラットシーマでごろつきもありません。黒さだけでなく、Tシャツトータルで長く愛用できるよう作り込んでいます。

PRODUCT

どこよりも黒いTシャツとは何か。他の黒Tを黒に見えなくしてしまうほど圧倒的に黒い。最高の堅牢度を誇り、もっとも色落ちしにくく、その黒が長く続く。でも1年後はどうでしょうか? 2年後は? 3年着続けたそれが、どこよりも黒いのなら、それは本当に最高の黒Tと言えるのではないか。山勝染工・代表 中村剛大さんは、名古屋黒紋付染の伝統を守る一方で、「かつて着物を染め直すのがそうだったように、洋服の染め直しも日常の当たり前にしたい」と活動されています。
ということでYABAKUROでは、色落ちしてしまったTシャツを無償(※送料は別途)で染め直します。

YABAKUROは今日も明日も、1年後も、どこよりも黒いTシャツであることを保証します。

染め直しの依頼をする

先頭へ戻る