【SEIKO連載/It's AUTOMATIC! 第5回】相棒に機械式時計を。
相棒に機械式時計を。
本格時計・入門編
時計好きに選ばれている機械式時計の魅力を、老舗セイコーと深掘りしてきた連載もついに最終回。その奥深さをおさらいしつつ、ボーイな女の大本命である、SNXSシリーズにフォーカスします!

SEIKO 5 SPORTS
SNXSシリーズのSBSA257アイボリー文字盤に70年代の5スポーツで多く採用されていたオレンジ秒針や、経年変化したルミブライトの色味をイメージした生成色のインデックスは、レトロ感満点。自動巻(手巻つき)。径37.4mm。SSケース。5万6100円
教えてくれたのは…
5 SPORTSの企画担当
内浦美緒さん
スポーティな時計シリーズ、5スポーツの仕掛け人のひとり。お客様相談室での勤務経験を生かし、世の中のニーズや旬を捉えた、ララビギン世代にも刺さる時計を企画している。
編集部オノが聞きました
アパレル販売などを経て、本誌SNS&ウェブ担当に。確かな作りと質のいいものに目がないおしゃれ好きで、機械式時計にも熱視線。
長く付き合えるのは機械式だからこそ
オノ 改めて機械式時計のよさってどこにあるんでしょうか?
内浦 一番は、巻けば息を吹き返す安心感。たとえ引き出しの奥で眠っていても、りゅうずを巻けばすぐに動き出してくれます。
オノ スマートウォッチや電池式時計と違って、充電や電池交換の手間がないのは、ストレスフリーでいいですね。
内浦 メンテナンスをすれば、ずっと使い続けられる。そんな長くつきあえる点も魅力です。
オノ たくさんのパーツが調和して正確な時を刻んでいるところには、美しさも感じられて、愛おしくなります。
内浦 まるで生きているように、がんばって動いている姿もいじらしい。効率とは違うロマンがあるのは機械式時計ならではです。
オノ 使用後は柔らかい布で拭くことも長寿命のコツでしたね。
内浦 手をかけるほど、自分だけの一本に育っていきますよ。
Everyday Carryであなたの日々に応えます
オノ 初めて試着したときに感動したんですが、このモデルは、手首にスッとなじみますね。
内浦 ケース裏のカーブや細かくしたバンドの駒で、ピタッとフィットするように作っています。「へびたま」の愛称で親しまれているこちらのケースもそうなんですよ。
オノ コロンと丸いレトロな形には、愛嬌がありますね。
内浦 暗いところで光って時間がサッとわかる「ルミブライト」のような便利な機能もついています。
オノ 裏側が透けているシースルーバックの時計は、パーツが元気よく動くのが見えて、ずっと眺めていたくなります。
内浦 これは「てんぷ」という機械式時計の心臓部です。機械式時計は、メカを操るように手で巻く楽しさも味わえるし、毎日着けていれば自然と動いてもくれるんですよ。
オノ だからこそ、毎日の相棒にぴったりなんですね。

「へびたま」形状
ヘビが卵を丸呑みしたようなユニークなケース。りゅうずは運転中などに手に当たらないよう4時位置にある。

暗闇でも時刻がわかるルミブライト
針に塗った蓄光塗料。太陽光を蓄え暗所で発光するため、映画館などでスマホを出さなくても時刻がわかる。

機械式時計の心臓部!
真っ赤な人工ルビーが際立ち時計の心臓部でもある「てんぷ」。裏側がガラスのモデルなら、元気に動く姿を愛でられる。
服好きのコーデに合うSNXSシリーズ
オノ 特にグッときたのが、クラシックスポーツやトラッドファッションなどから発想した、セイコー 5スポーツのSNXSシリーズです。
内浦 昔ながらの時計を今っぽくあっさり風味にしたシリーズで、平日の通勤にはもちろん、図書館でのんびりしたり、レコードを探す休日にもおすすめです。
オノ ほどよいサイズとボリュームは、秋冬のニットやコートとも相性がよさそう。まさにボーイな女の機械式デビューにぴったりな時計ですね。
\懐かしくも新しい70'sスポーティ/

左/SBSA255 右/SBSA295
右の金の文字盤は、トラッドな金ボタンの紺ブレやカレッジリングとマッチ。左の黒い文字盤は無骨なミリタリーやワークと相性抜群。径37.4mm。自動巻(手巻つき)。SSケース。各5万6100円
写真/宮前一喜 文/間中美希子