漬け活24時
混ぜるだけの簡単・おいしいレシピ「干物と薬味の混ぜごはん」。旬の野菜をごちそうに!
7:00 朝ごはんで体のスイッチをONしよう!
朝から体に優しい乳酸発酵の野菜漬
朝のひと口お野菜をごちそうに
教えてくれたのは

料理家・発酵マイスター
榎本美沙さん
発酵食品や旬野菜のシンプルレシピが人気。オンライン教室「榎本美沙の料理教室」主宰。YouTubeチャンネル「榎本美沙の季節料理」も人気。著書も多数。Instagram:@misa_enomoto
発酵調味料をこよなく愛する榎本美沙さん。旬の野菜をごちそうに変える、麹をつかったレシピを教えてもらいました。
「夏場はサラダ感覚で食べることが多いです。甘酒漬けなんてピクルスみたいですよ」。たしかに、爽やかな風味があり、とても10分でつくったとは思えません。「野菜自体に旨みがあるので、シンプルな料理でじゅうぶん。お漬け物って漬けるだけで味が入るから、忙しい朝でも気持ちに余裕が持てます」。
これで口福な1日がスタートしそう。
干物と薬味の混ぜごはん

【 材料 】2人分
ごはん … 2膳分(300g)
アジの開き … 2枚
きゅうりの塩麹漬け(小口切り) … 60g
みょうが … 1個
白いりごま … 大さじ1
【 作り方 】
1. アジの開きは焼いて、骨を取り除きほぐす。みょうがは刻む。
2. ボウルにごはん、1、きゅうりの塩麹漬け、白いりごまを入れて混ぜ、お椀に盛り付ける。
Point
このまま放置すると塩麹がお米の糖分を分解してしまい、ごはんの食感がパラパラに。食べる直前に和えるのがおすすめです。
連載
漬け活24時

コスパは大事、タイパも大事、SDGsも健康も……。大事にしたいことが日々の生活にてんこ盛り! そんななかふと、とても身近で静かに私たちに寄り添ってくれている存在に気が付きました。主役ではないけれど、あると食事に厚みが増す、お漬け物。令和の今、美容・健康の側面から、発酵・腸活ブームがきて、ぬか漬けや麹、甘酒にも注目が集まり、おしゃれさも加わって漬け物は進化中。一日の時間を有効にしてくれる漬け物を、達人たちの簡単レシピとともにご紹介。「漬け活」が生活を整えるちょっとしたきっかけになることを期待して。
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※掲載内容は発行時点の情報です。
[LaLa Begin 2024年 SUMMERの記事を再構成]photo : Shunsuke Musashi, Hoshito Omija text : Rie Murata, LaLa Begin illustration : Fumi Koike