漬け活24時
料理家・発酵マイスターに聞いた「きゅうりの塩麹漬け」レシピ。最短10分でOK!
7:00 朝ごはんで体のスイッチをONしよう!
朝から体に優しい乳酸発酵の野菜漬
朝のひと口お野菜をごちそうに
教えてくれたのは

料理家・発酵マイスター
榎本美沙さん
発酵食品や旬野菜のシンプルレシピが人気。オンライン教室「榎本美沙の料理教室」主宰。YouTubeチャンネル「榎本美沙の季節料理」も人気。著書も多数。Instagram:@misa_enomoto
発酵調味料をこよなく愛する榎本美沙さん。旬の野菜をごちそうに変える、麹をつかったレシピを教えてもらいました。
「夏場はサラダ感覚で食べることが多いです。甘酒漬けなんてピクルスみたいですよ」。たしかに、爽やかな風味があり、とても10分でつくったとは思えません。「野菜自体に旨みがあるので、シンプルな料理でじゅうぶん。お漬け物って漬けるだけで味が入るから、忙しい朝でも気持ちに余裕が持てます」。
これで口福な1日がスタートしそう。
きゅうりの塩麹漬け

【 材料 】作りやすい量
きゅうり … 2本(200g)
塩麹 … 大さじ2
酢 … 小さじ2
【 作り方 】
1. きゅうりは小口切りにする。
2. 浅漬け鉢(なければボウル)に入れて塩麹を加えて揉む。酢も加えてなじませ、10分ほどおき、水気をよく絞る。
Point
10分なら浅漬け、30分ほど漬けるとしっかり味がしみておいしい。しょっぱくならないのも塩麹の良さ。きゅうりがごちそうに!
column

榎本さんお気に入りの漬け鉢!
「“河上智美 吹き硝子 花モール浅漬け鉢”を使っています。重石つきの浅漬け鉢は、今回のような浅漬けにぴったり。美しいデザインが魅力です」
連載
漬け活24時

コスパは大事、タイパも大事、SDGsも健康も……。大事にしたいことが日々の生活にてんこ盛り! そんななかふと、とても身近で静かに私たちに寄り添ってくれている存在に気が付きました。主役ではないけれど、あると食事に厚みが増す、お漬け物。令和の今、美容・健康の側面から、発酵・腸活ブームがきて、ぬか漬けや麹、甘酒にも注目が集まり、おしゃれさも加わって漬け物は進化中。一日の時間を有効にしてくれる漬け物を、達人たちの簡単レシピとともにご紹介。「漬け活」が生活を整えるちょっとしたきっかけになることを期待して。
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※掲載内容は発行時点の情報です。
[LaLa Begin 2024年 SUMMERの記事を再構成]photo : Shunsuke Musashi, Hoshito Omija text : Rie Murata, LaLa Begin illustration : Fumi Koike