秋口から重アウターの目星をつける
寒くなってきて「そろそろダウンジャケットがないと厳しいな」と思ったときには、売り場にほしかったものがなく、選択肢も少ない……。これってあるあるじゃありません?
Outer:PYRENEX Knit:SLOANE T-shirt:SLOANE Pants:YOUNG&OLSEN THE DRYGOODS STORE Bag:SCYE Shoes:CONVERSE
そんな悲劇を回避すべく、人気アイテムは早めにゲットすべき。秋口ならまだダウンの在庫が潤沢なので、たくさんのバリエーションの中からお気に入りの一点を見つけられます。夏の終わりには、じつはもう店頭に姿を見せはじめますもんね。
お目当てがある場合には、早めに目星をつけておきましょう。
ダウンとは何かを知っておく
ダウンとフェザーって何が違うの?
「ダウン」とは水鳥の胸毛の部分で、ニワトリなどの陸鳥にはありません。一方「フェザー」とは軸のついた羽根のこと。農場から送られてきた羽毛は丁寧に洗浄された後、上の写真のような選別機に入れて風を吹きつけ、グレードに分けます。
ダウンはフェザーよりも軽く、たくさんの空気を含んでいるため断熱層が作られるので、あったかいのです。中身のダウンの比率が高いほど、あったかいウェアになります。
どんな水鳥がダウンになるの?
ほとんどのダウンがガチョウかアヒルの羽毛です。似ているようで実物は結構違います。特に大きさが。
\GOOSE/
\DUCK/
ガチョウ(グース)は鳥の中でも寿命が長いので、羽毛が強く大きくなりますが、アヒル(ダック)は寿命が短く、羽毛のかたまりも小さめ。一般的にはアヒルよりガチョウのほうが、クオリティが高いとされています。
ダウンが高価な理由って?
ダウンジャケットはアウターの中でも、パターンを作るのが難しい服のひとつといわれています。ダウンで美しいシルエットを作るには、高度な服作りのテクニックが必要。加えて、世界的な羽毛の供給不足や、物自体がかさ張るため輸送や保管倉庫の費用がかかることなども、価格が高い理由として考えられます。
連載
BASIC RULES
LaLa Beginが定義する「服好き」、あるいは「服好き」予備軍さんへ、おしゃれの心得をご紹介します。色使いやコーディネート、メンテナンス方法から知っておきたい蘊蓄まで。おしゃれバイブルとして参考にしてみて!
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※掲載内容は発行時点の情報です。
[BASIC 100 RULES Autumn-Winterの記事を再構成]