Begin Market(ビギンマーケット) COLUMN ARTICLES 【ぬい活】バレリーナ 足立真里亜さん、中島映理子さんの「最愛ぬい」を拝見!

2025.12.05

【ぬい活】バレリーナ 足立真里亜さん、中島映理子さんの「最愛ぬい」を拝見!

美しき舞台に寄り添う小さな"相棒"

流行語大賞にもノミネートされた「ぬい活」。
皆さんは、どんなぬいぐるみを愛していますか?
12月に上演されるバレエ『くるみ割り人形』に出演する東京バレエ団の足立真里亜さんと中島映理子さんに「最愛ぬい」ご紹介いただきました。

「パピモッチは、ムギュっと抱きがいがあるんです」

ファーストソリスト 足立真里亜さん

足立真里亜さんのパートナーのパピモッチは、「ポケットモンスタースカーレット・バイオレット」に登場するぬいぐるみ。
「2年位前に一人暮らしを始め、引越をしたタイミングで出会いました。もともと4つ上の兄がゲーム好きだったことでポケモンが大好きになり、プリンセスものよりもポケモンマスターを目指していたほど(笑)。アニメも、サトシ版は網羅し、映画も見ています。可愛がり方としては、ムギュっと抱くのが一番落ち着きますね。この手触り、安心感があるんです。何とも言えない顔で、ベーグルのような耳もかわいいでしょう?」

幼い頃のぬいぐるみの思い出は?

「クリスマスにもらったリラックマでした。ツリーの下にあるプレゼントが待ちきれず、母の留守中にこっそり開けて見てしまったことを覚えています」。
東京バレエ団のバレエ『くるみ割り人形』には、今年で 5回目の出演。
「主人公のマーシャは 7歳。くるみ割人形をプレゼントされたときの子供らしい表現も心がけて踊ります。東京バレエ団のくるみ割り人形の見どころも、クリスマスツリーの演出です。2幕では大きなツリーの中から、フランス、ロシア、スペインなど各国のキャラクターが出てきて踊るのでご注目ください。ツリーの下って、子供たちにしかわからないワクワク感があるんですよね。私もその頃に感じていたワクワクを忘れずに、今度はこちらから子供たちに夢をプレゼントしたいと思っています。今年初めてパートナーを組む王子は二山治雄さん。去年までとはまた違った世界観をお届けできるかもしれません」。
実は『くるみ割り人形』が上演される東京文化会館は、 2026年から改装工事でしばらく閉場になります。
「この素晴らしい劇場空間やオーケストラの演奏、衣裳、美術なども楽しんでいただけるとうれしいです。初めてバレエを見る方にも、甘くキラキラした砂糖菓子のような 2時間近くをお楽しみいただけると思います」。

「幼い頃から大好きだったミッフィーに囲まれる幸せ」

ソリスト 中島映理子さん

お母様もミッフィー好きという中島映理子さん。
「うさこちゃんの絵本を読んでもらって育ちました。うさぎ年生まれだからかな? 私、よく、うさぎっぽいと言われるんです。東京バレエ団のレパートリーにはないですが、バレエ作品の中にはうさぎが登場する『不思議の国のアリス』や『ピーターラビット』もありますよ」。
ここ数年は、ご自身の中でミッフィーブームが再来。
「友人とミッフィーカフェに行ったのがきっかけで、また集めるようになりました。私がミッフィー好きなことはバレエ団の皆にも浸透していて、イチゴ色の子は仲間から貰いました。実は大きいほうの子もいただきもの。親しい人からのプレゼントということも含めて愛おしいんです。 2匹とも自宅ではベッドの枕元に置いています。触り心地も良いので癒されますね」。
東京バレエ団のバレエ『くるみ割り人形』では、入団して 1年目と 2年目は騎兵の役をつとめた。
「ネズミたちとおもちゃの兵隊の戦いの場面は、東京バレエ団ではネズミは男性、兵隊は女性が踊るんです。『くるみ割り人形』は、人形のミニマルな世界に導かれ、迷い込んで見る一夜の夢。バレエだからこそ表現できる世界を楽しんでいただきたいですね。コロンビーヌという人形も登場します。私のキャラクターではないかもしれませんが、自分が人形になることってあまりないので踊ってみたいです!」。
11月の「ドン・キホーテ」では、怪我からの復活を果たして主役のキトリに抜擢されたことでも大きな話題に。
2024年の春に怪我をしてしまい、バレエ団がイタリアツアーに行っている最中から、私はリハビリの日々でした。膝ってバレエにはもちろん、日常の歩く、座る、立つ、何をするにも使う大切な部位なのだと考えさせられましたね。2025年は復帰の年になりましたが来年も、プロとして体にもしっかり気を配りながら踊っていたいと思います」。

Photo:久保田彩子 Hair & Make-up:清水美知 Text:清水井朋子

 


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