BRAND Laboratory:CUP NOODLE【カップヌードル】
いつでもどこでも熱湯を注いで、3分待つだけ。蓋を開けた途端に、ふわっと立ち上る湯気と食欲をそそる香り! あのたまらない幸福感に思わずにっこりしたこと、誰しも経験があるのでは? そんなふと食べたくなる日本人の定番フードを研究します。
カップに入れたら世界的に有名になったラーメンの話

カップヌードル
醤油ベースのレギュラーを軸にした「カップヌードルといえば!」の定番フレーバーがこちら。このほかにも毎年のように新フレーバーが登場し、「謎肉増量」などの期間限定商品も話題を呼んでいる。各267円
日清食品の創業者である安藤百福が発明し、当時〝魔法のラーメン〟と呼ばれ大ヒットしていたチキンラーメンを、海外でも販売しようと渡米したことから、カップヌードルの誕生物語が始まります。チキンラーメンを現地のバイヤーに薦めると、目の前で麺を割って紙コップに入れ、お湯を注ぎ、フォークで食べだした姿に衝撃を受けた安藤百福。世界で通用するラーメンを作るカギは、食習慣の違いにある、ということに気付きました。日本ではどんぶりとお箸を使って食べるのが当たり前ですが、片手で持てる容器に入ったラーメンを、フォークで食べるスタイルにヒントを得たのです。そこからが奮闘の日々。アメリカの技術を用いて、軽くて断熱性のあるカップ作りから始まり、お湯をかけて3分待つだけで食品そのもののおいしさを生かすことのできる、フリーズドライ製法の導入などにおよそ5年の月日を費やしました。そんな試行錯誤を重ね、1971年9月18日、ついに世界初のカップ入りインスタントラーメン、カップヌードルが登場。お湯とカップとフォークさえあればいつでもどこでもおいしいラーメンが食べられるようになり、世界中で愛される大ヒット商品となったのです。
断面図からおいしさのワケが見えてくる

①環境にやさしく進化!
2008年にポリスチレン製のカップから紙を使用した「ECOカップ」に、2019年にプラスチック使用量と焼却時のCO2排出量を削減した「バイオマスECOカップ」に進化! 時代に合わせて環境に優しいカップを開発。
②おいしさ支える具材の工夫
彩りや風味のバランスが考えられた具材。謎肉、たまご、エビ、ネギなど、それぞれの特徴に合わせ乾燥法も変えることによって、各食材の食感や色味の良さが最大限に引き出されている。具材の詳細は下の「主な具材」参照。
③3分で麺が仕上がるワケ
麺が容器の中で宙吊りになっていることで、注がれたお湯が上下から素早く麺を包み込み、たった3 分で均一な湯戻りが完了する仕組み。麺の太さも、時間通りにおいしくできあがるよう絶妙に計算されているんだとか。
④この空間が麺を守る!
おや? カップの下に空洞が! これは、少ない量でカサ増しを狙っているワケじゃありません。輸送中の揺れで、麺が割れるのを防ぐために考えられた、麺をカップの中で浮かせる宙吊り構造。容器の強度も高まります。
主な具材
⑤エビ
謎肉に並ぶメイン級具材であるエビは、重量や大きさまで管理している。スープの決め手のダシになり、エビがないと味が変わってしまう。
⑥謎肉
熱狂的ファン多数のスター具材。その正体は、豚肉や野菜、大豆たん白などをミンチ状にしたもの。正式名称は“大豆たん白入り豚ミンチ加工品”。
⑦ネギ
野菜は水分量が多いため、熱風を当てて水分を蒸発させる乾燥法“エアドライ”を採用。ネギの青みが失われず、彩りを添えてくれる。
⑧たまご
ほんのり甘い優しい味と、きれいな黄色が彩りのアクセント。スクランブルエッグにしたあと熱風で乾燥させるエアドライ製法により、ふわふわの食感を実現している。
パッケージの秘密、知ってる?
よ~く見ると、カタカナの“ド”が小さい!
発売当初、ヌードルという響きは日本人に親しみのない言葉。そこで、英語の発音にできるだけ近い表記にするため「ド」の文字を小さく表現しました。ちなみに、カップ上下のキャタピラのようなしましま模様は洋皿がモチーフ。
カップに入れるアイディアはアメリカでうまれた?
チキンラーメンを袋から出すと、バキッと麺を割り、紙コップの中へ。そこへポットの湯を注ぎ入れ、フォークで麺をすすり出したアメリカ人バイヤー。この行動がカップヌードルの歴史の幕開け。ちなみに、長期保存を可能にした蓋は、機内食のマカダミアナッツのアルミの蓋から考案したもの。
こんなコピー知ってますか
hungry?

1992年からスタートした『hungry?』シリーズは、カンヌ国際広告映画祭でグランプリを受賞。老若男女誰にでも伝わる言葉と、マンモスを追いかける腹ペコな原始人の姿がユーモラスで話題となった。
『NO BORDER』

2004年に開始したシリーズ。「おいしさを感じる気持ちに垣根がないように、人々の心にも垣根がなければいいのに」という願いが込められた、世界中で愛されるカップヌードルにぴったりのフレーズ。
カップヌードルに関するお問合せ
日清食品グループ お客様相談室 ☎0120-923-301

