永く愛せる名品革図鑑
【REGAL Shoe & Co.】定番シューズの「964S」と「974S」を徹底比較!
[LaLa Begin 2021年 10-11月号の記事を再構成]
革靴
REGAL Shoe & Co.[リーガル シュー&カンパニー]
着こなしの仕上げに、革靴は欠かせません。買って間違いないのは、日本人の足型に合うリーガル シュー&カンパニー。特にスタイルを問わない万能顔のプレーントウは約130の工程を経て丁寧に生み出されており、ブランドの“一軍”的存在。
オルウェルのケープトップ4万2900円(グラストンベリーショールーム) リノのボーダーワンピース2万6000円(グッドスタンディング) カムズアンドゴーズのベレー帽1万6500円(アルファ PR) その他スタイリスト私物
今季は着定番の964Sをブラッシュアップした974Sが新発売! MDの森田さんによると、王道を外れず現代的な要素を盛り込んだ、旬の雰囲気でも履ける自信作とか。これはプレーントウビギナーにも朗報です。定番と最新版を履き比べてみて。
MD
森田幸之介さん
メンズ、ウィメンズともにリーガル シュー&カンパニーの企画を担当。「プレーントウは、外羽根のライニングなどから赤がのぞくのも可憐。この点も女性から大好評ですよ」
6年経ってアップデート!
約130の工程を経て生み出されている一軍シューズ
\974S/
メンズの定番サドルラストを待望のレディス化!
定番の「964S」と同じ、丈夫なグッドイヤー製法による本格派。軍靴のサービスシューズをモチーフに、ボリューム感のあるフォルム、歩きやすいラバーソールを採用し、モダンなニーズを巧みにMIXしている。3万9600円(リーガル シュー&カンパニー)
どこが違うの? 徹底比較
アップデートした974S派、それとも定番の964S派?
ぽってりとしたフォルムの974Sに対し、964Sはウィメンズライン初期からある定番で、繋ぎ目の少ない贅沢なアッパーも特徴。4万1800円(リーガル シュー&カンパニー)
\6点違いがあるので、お好きなほうを!/
【アッパー】
964Sは表面加工を行っていない牛革を使ってマットな質感に。974Sはガラス加工でツヤあり。
【サイド】
974Sはサイドに切り替えのある、アメリカ海軍のサービスシューズから着想を得たデザイン。
【バック・ステイ】
974Sでは犬の耳に似たドッグイヤーと呼ばれる、履き口近くで縫製を横に逃がす仕立てに。
【ウェルト】
964Sは盛り上がったストームウェルト、974Sは切りっぱなしのスリットウェルトを採用。
【インソール】
974Sは中敷き前面にクッションインソールを使い、はじめからクッション性がよくて履きやすい。
【ソール】
964Sはレザーだが、974Sはラバーソールに。グリップ性に優れ、濡れた路面でも歩きやすく軽い。
作りのよさも一軍シューズの理由
どちらも昔ながらの製法で、130もの工程を経て作られる。ソール交換も可能で、ずっと一軍シューズとして愛用できる。
HOW TO CARE
①大ブラシでアッパーのホコリを払う。
②水性リムーバーをかけ、布で拭き汚れや古いクリームを落とす。
③革靴用クリームをアッパーに小ブラシで塗る。栄養を与えるような役割で、ツヤが出て補色効果もある。
④撥水スプレーを吹きかけ完成。週1回ほど履くなら月1回のケアが目安。
シューキーパー8800円 小ブラシ880円 大ブラシ3300円 ウエス605円 撥水スプレー2200円 リムーバー1760円 クリーム3080円(以上リーガル シュー&カンパニー)
連載
永く愛せる名品革図鑑
革のアイテム、おひとつでもお持ちでしょうか? コーディネートに取り入れるだけで、装いをグッと上品にコクだししてくれる。そんな素敵な存在です。種類によっては、紅葉のように変色するものもあるし、そのままの表情を貫くものもある。革って、じつに奥が深い……。そして知れば知るほどおもしろい。革の名品を厳選した、【大人のための革図鑑】ができ上がりました。とくとご覧あれ。
連載目次はこちら
※掲載内容は発行時点の情報です。
[LaLa Begin 2021年 10-11月号の記事を再構成]写真/押尾健太郎 武蔵俊介
文/間中美希子 名知正登 桐田政隆 スタイリング/野崎未菜美 ヘアメイク/畑江千穂 モデル/高橋佳子 イラスト/ Mamedori