漬け活24時
夏バテ防止に【梅干し】が効く! 発酵・腸活アドバイザー・平島多佳子さんの梅仕事を拝見♪
12:00 手軽につまめる漬け物でリフレッシュ
季節の漬け仕事で夏バテ予防【梅干し】
教えてくれたのは
モデル・発酵・腸活アドバイザー
平島多佳子さん
モデルとして活躍する傍ら、「季節を愉しむ発酵教室 CLUB」を主宰。発酵食品と腸活の魅力を広めるため、キムチやぬか漬けなどの発酵ワークショップを開催している。Instagram:@taka___92
ランチやおやつにもいいエナジーフード
「水キムチと梅があれば夏バテしない!」そう話す平島多佳子さん。酸っぱいものには疲労回復成分が含まれているといいます。「夏は酸味を欲する。日本には四季があり、季節によって必要な味覚を感じることに感動します」。
水キムチも梅干しもお弁当にぴったりだから、日中のエナジーチャージにぜひ。
平島さんの梅仕事を拝見。毎年畑から収穫し、梅干しと酵素シロップを仕込むのが恒例だそう。ジャムのようになるシロップづくりには、地面に落ちた梅の実を使用することも。自然の恵みをあますことなくいただく姿勢に共感!
【 作り方 】
1. 梅のヘタをつまようじなどで取り除く。
2. 梅を洗い、そのあとよく拭く。
3. アルコール消毒した容器などに、塩を薄く入れる。
4. そこに梅をいれさらに上から塩をしっかりふってそのうえにまた梅をのせる、という作業を交互に繰り返す。
5. 落し蓋をして梅の重量の2倍の重石をする。
6. ラップか新聞紙でほこりが入らないよう覆い、数日置いておく。
7. 梅全体が梅酢に浸かったら、重石を梅の重量の1/2~1/3に減らしてOK
8. 平たいざるに梅を広げ、日当たりのよいところで干し、夜は室内に取り込む、を3日間行う。
紫蘇を入れない昔ながらの塩漬け梅干しは、作り方もシンプル。一緒にできる梅酢は、調味料として料理に活用できます。たとえばきゅうりを梅酢で和えれば、きゅうりの浅漬けが完成!
Point
梅干しは、出来立ても美味しいとか。「温かいうちに頬張る梅干しもたまりません! ぜひ、干してすぐの梅も食べてみてください。
Arrange recipe
黒糖に漬けてつくる、梅の酵素シロップ。夏場は炭酸で割って甘~いドリンクはいかが? 仕事中のリフレッシュにも◎。スライスレモンを浮かべても爽やか。
連載
漬け活24時
コスパは大事、タイパも大事、SDGsも健康も……。大事にしたいことが日々の生活にてんこ盛り! そんななかふと、とても身近で静かに私たちに寄り添ってくれている存在に気が付きました。主役ではないけれど、あると食事に厚みが増す、お漬け物。令和の今、美容・健康の側面から、発酵・腸活ブームがきて、ぬか漬けや麹、甘酒にも注目が集まり、おしゃれさも加わって漬け物は進化中。一日の時間を有効にしてくれる漬け物を、達人たちの簡単レシピとともにご紹介。「漬け活」が生活を整えるちょっとしたきっかけになることを期待して。
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※掲載内容は発行時点の情報です。
[LaLa Begin 2024年 SUMMERの記事を再構成]photo : Shunsuke Musashi, Hoshito Omija text : Rie Murata, LaLa Begin illustration : Fumi Koike