Begin Market(ビギンマーケット) COLUMN ARTICLES 知らなかった浅草に出会える!「OMO3浅草(おも) by 星野リゾート」泊でプチトリップを楽しまない?

2024.03.19

ツレヅレハナコと行く! OMO泊晩酌

知らなかった浅草に出会える!「OMO3浅草(おも) by 星野リゾート」泊でプチトリップを楽しまない?

ツレヅレハナコと行く! OMO泊晩酌

LaLa Begin本誌で連載中の「ツレヅレハナコの旅先晩酌」は「呑みに行くため旅に出る」というキャッチフレーズで、お酒好き必見!な日本全国の「ツウな隠れ名店」をご紹介している好評連載。

こちらの番外編として、「テンションあがる『街ナカ』ホテルこと、「OMO(おも)by 星野リゾート」とコラボ! 全国の魅力的な街にあるOMOを飲みに行く旅の拠点として、ツレヅレハナコさん視点でOMOの魅力を掘り下げます!

「濃くて、楽しくて、おいしい旅先晩酌のお供に、OMOあり!」

今回の旅のお供なOMOは……
OMO3浅草(おも) by 星野リゾート

20237月に開業したOMO3浅草。東京メトロ銀座線、都営浅草線、東武スカイツリーラインの浅草駅からほど近く、都内からはもちろん、都外からのアクセスも抜群。その絶好のロケーションのおかげで、最上階フロアやルーフトップテラスからは浅草の街の景色を一望できる。日中の青空に映える東京スカイツリーⓇの姿、夕景の中の趣深い浅草寺、浅草の街のきらめく夜景と、時間の移り変わりとともに表情をかえていく浅草の姿を目にすることができるのは唯一無二。パブリックスペースの“OMOベース内の“OMO Food & Drink Station”では24時間・キャッシュレス決済というスタイルで、浅草らしさが詰まった"浅草”グルメが提供されているのもうれしい。

OMO3浅草(おも) by 星野リゾート 公式サイト
https://www.hoshinoresorts.com/resortsandhotels/omobeb/omo/3asakusa.html

隠れた美食スポット「観音裏」で、心ゆくまで浅草を味わいます♪

DAY1のつづき
「曙湯」でひと風呂浴びて「ならさか」へ。さあ、呑むぞー!

日が暮れ始めた浅草の町をブラブラしながら向かったのは、「観音裏」と呼ばれる浅草寺の北側に広がるエリア。「浅草寺の観音様の裏手にある場所」を示しています。観光客にでにぎわう仲見世エリアとは対照的に、落ち着いた雰囲気のお店が立ち並ぶ観音裏。地元の人に愛され続ける名店や、こだわりのイタリアンやフレンチなどもあり、「隠れた美食スポット」とも呼ばれているのです。

浅草は日が暮れてからもおもしろい!

実は私もちょくちょく訪れているエリアではあるものの、OMOレンジャーから「天ぷらのおいしい居酒屋さんがありますよ」と教えてもらったのが「鮮魚 天麩羅 ならさか」。いろいろ食べながら呑みたい派なので、天ぷら専門店ではなく居酒屋ってありがたい!

実は、もうひとつ教えてもらったのが「〈ならさか〉の目の前にある〈曙湯〉もオススメです」という銭湯情報。おおー、そんなの行くしかない。ホテルのタオルを持って夕食前にひと風呂浴びることにしました。

浅草らしいシブいたたずまいのエントランス。

昔ながらの銭湯で、かつてはビートたけしさんも通っていたとか……? さすが浅草、熱めの良きお湯でした。はー、さっぱり! さあ、呑むぞ!

店名にも「天麩羅」の文字が。ワクワク期待~。

お店に入ると手前にテーブル、奥にL字のカウンターと小上がりがあり、この日は偶然にも会社の新年会でほぼ貸し切り! カウンターにひとりで席を取らせていただきましたが、お店の方にもお客さんにも「にぎやかでごめんなさいねー」とお気遣い恐縮です。いえいえ、にぎやかな居酒屋さん、好きですよ~。

カウンターには立派な熊手がドーン!

まずはハイボールをいただきながら、メニューを熟読。お刺身はもちろん、日替わりの煮魚や焼き魚などのほか、揚げ出し豆腐やシーフードグラタン、べったら漬け、じゃが塩辛など一品料理も充実しています。

すると、目の前で腕をふるっていた大将・奈良坂大輔さんから「黒板もありますんでよかったら」とお声かけが。振り向くと、おお! 日替わりの黒板メニューがズラリ。天ぷらはマストとしても、これは迷うな~。

魚介料理が超充実だけれど角煮も気になる。

大将に「いろいろ食べたいのですが、一人なので刺し盛りの量を調整していただけますか?」と相談すると、5種盛りだけど量は少なめにしてくださいました。大将、一見コワモテだけれどやさしい……。

見るからに鮮度抜群の刺し盛り!

まずは、毎日豊洲で仕入れるピカピカの刺し身とともに日本酒を。石川県の「悠々」をいただきます。キリッと辛口で刺し身によく合う~。

自家製の蒸しあん肝があれば、頼まずにはいられない。ねっとり濃厚、日本の冬ってすばらしいなあ。こちらには高知県の「船中八策」を合わせます。

なめらかな口当たりの蒸しあん肝。

いよいよ天ぷら。こちらもOMOレンジャーに「限定の大根天ぷらがあったら、ぜひ召し上がってみてください」と言われていたのでこちらを。なんと、大根を一度煮て味を含ませてから揚げてある! わー、なんという手間ひま。カリッとふわっと揚がったころももたまりません。

限定5食なので、あったらラッキーな「大根の天ぷら」。

お店が落ち着いてきたので大将にお話を聞くと、生まれ育ちが浅草で観音裏はまさに地元。20年以上、全国の老舗フグ料理店や高級割烹、老舗旅館などで経験を積み、4年前に女将さんと「ならさか」をオープンしたのだとか。

「いろいろな高級店で仕事をさせてもらいましたが、自分がやるなら毎日でも通いたくなるような居酒屋がいいなって。食材の鮮度や技術には徹底的にこだわりますが、手ごろな価格でお腹いっぱい食べて飲んでもらえたらうれしいですね。観音裏は舌の肥えたお客様が多いので、毎日気合いが入ります(笑)」と大将。確かに、どのお料理も一仕事加えられた、ていねいな仕上がりに納得です。

オススメのお料理を聞くと、「うちの牛すじ煮はみそを使わない塩味なので少し珍しいかも」だそうなので追加注文。しっかり煮こまれたすじは、とろとろやわやわ。煮汁まで飲み干したくなるおいしさ。

野菜もたっぷりなとろける「牛すじ煮」。

お腹を空かせてやってきたので、シメも食べたいなあ……。おにぎりをお願いすると、アツアツのごはんでにぎってくれます。「うちのおにぎり、大きいですよ」とは言われていたけれど、たしかにビッグサイズ! でも、にぎりたては最高でぺろりといただきました。はー、大満足!

よくばって昆布とおかかをダブルでイン。

お会計を済ませて外に出ると、大将と女将さんがそろってお見送りしてくれました。素敵なお店だー。また来ますね!

大将と女将さん。お料理もお酒もおいしかったでーす!

腹ごなしに夜の浅草を散策しながらホテル方面へ。でも、まだ帰らないんだなあ。もう1軒バーへ行くぞー。

おやすみ前に、バー「Calluna」でシメの1杯を……

なにげに浅草には、バーがとても多いのです!

「ご近所マップ」でも紹介されていた、ホテルから徒歩1分のバー「Calluna」へ。入ってみるとオーセンティックな雰囲気の素敵なお店~。

マスターとお話しながら、「いま日本酒を飲んできて2軒目です。ホテルがすぐそこで、転がっても帰れる距離なのでがっつり目のカクテルをお願いします!」とリクエスト。出てきたのが「オールドパル」。ウイスキー、ベルモット、カンパリでできたカクテルだそうで、確かに強いけれど甘く呑みやすいのですいすいいける……。

結局、もう一杯のみ、ご機嫌で「OMO3浅草」へ。寄席ツインルームのふわふわベッドで就寝したのでした。

一日のシメにぴったりなカクテル「オールドパル」。

DAY2
早朝からOMOならではのアクティビティ「粋だねぇ、明けの浅草さんぽ」に参加♪

そして翌朝は、6時前に起床! なぜなら屋上へ行き、毎朝6時に衝かれるという浅草寺の「時の鐘」の音を聞くのです。眠い……けれども、朝の澄んだ冷たい空気も心地よい。江戸時代から時刻を知らせ続けてきた鐘ってすごいなあ。



そして、6時半からはアクティビティ「粋だねぇ、明けの浅草さんぽ」に参加。観光客がまだいない早朝に、浅草寺の境内をめぐってガイドしてくれるのだそう。これは、宿泊しなければ味わえない体験!

こんなに人がいない浅草寺はかなりレア!

旗を持って歩くOMOレンジャーが、要所要所で立ち止まり解説。これが、めちゃめちゃおもしろかった……!! 浅草寺なんて何度も来ているはずなのに、まさに目からウロコ。「そんな歴史が!」「そんな意味が!」とおどろき通しでした。「こちらはご利益のデパートとOMOのスタッフから呼ばれています」なんて言われたら興味わくよねえ。がんばって早起きして、絶対に参加するのをオススメします。

1時間ほどの散策のあとは、「OMO Food & Drink Station」へ行って朝食を。近所の老舗パン店「テラサワ」のサンドイッチが入荷してる~。ふわふわのパンにはさまれたたまごサンド、なつかしい味がするなあ。

地元の老舗パン屋さんの、つくりたての味を楽しめる!

「浅草」の焼き印が押されたホイップ入りあんパン。

「テラサワ」の素朴なプリンはお土産にどうぞ~。

そして11時にチェックアウト。都内なのに旅気分を存分に味わえたし、知らなかった浅草に出会えた1泊2日でした。あー、楽しかった!

 

街をこよなく愛するスタッフが地域の方々と仕掛ける、新感覚のホテル。OMOを通じて思いもよらない魅力に出会えば、知らず知らずのうちにその街がお気に入りになるはず。2024年3月現在15施設を展開し、2024年4月には「OMO5東京五反田」、6月には「OMO7高知」、7月には「OMO5函館」のオープン予定

https://hoshinoresorts.com/ja/brands/omo/

※掲載内容は発行時点の情報です。

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