ツレヅレハナコと行く! OMO泊晩酌
街にも食にも驚きの連続⁉ 「OMO5小樽(おも) by 星野リゾート」泊で新たな小樽の魅力を知る
ツレヅレハナコと行く! OMO泊晩酌
LaLa Begin本誌で連載中の「ツレヅレハナコの旅先晩酌」は「呑みに行くため旅に出る」というキャッチフレーズで、お酒好き必見!な日本全国の「ツウな隠れ名店」をご紹介している好評連載。
こちらの番外編として、「テンションあがる『街ナカ』ホテルこと、「OMO(おも)by 星野リゾート」とコラボ! 全国の魅力的な街にあるOMOを飲みに行く旅の拠点として、ツレヅレハナコさん視点でOMOの魅力を掘り下げます!
「濃くて、楽しくて、おいしい旅先晩酌のお供に、OMOあり!」
今回の旅のお供なOMOは……
OMO5小樽(おも) by 星野リゾート
OMO3札幌すすきのと同じく、2022年1月に開業したOMO5小樽。小樽の街並みに溶け込む建物は、小樽市指定歴史的建造物の「旧小樽商工会議所」をリノベーションしたもの。OMO5小樽のコンセプトは「ソーラン、目覚めの港町」。今もニシン漁が盛んで、文明開化の明治時代の面影が今も遺るレトロな港町の朝は、心地よい活気が漂います。ソファスペース付きのレトロな装いの客室や歴史的建造物に宿泊するスペインの旅行文化から着想を得たスパニッシュディナーも魅力。小樽の街を存分に楽しめる、趣深く、重厚感のあるホテルで、小樽の街の魅力に出会えるはずです。
OMO5小樽(おも) by 星野リゾート 公式サイト
https://www.hoshinoresorts.com/resortsandhotels/omobeb/omo/5otaru.html
北海道OMO巡りの2日目は札幌→小樽へ! 宿泊するからこそ知ることができる小樽の魅力とは?
DAY2
石造りの荘厳な雰囲気は圧巻! 「OMO5小樽 by 星野リゾート」の佇まいにテンションUP
札幌駅から電車「快速エアポート」に乗って小樽駅まで約33分。2日目は「OMO5小樽 by 星野リゾート」に宿泊いたします。札幌と小樽ってこんなに近かったのね~。
着いたぜ、石原裕次郎の街・小樽!
明治時代から続く歴史的建造物が数多く残る港町。駅から徒歩10分ほどの場所に今宵の宿があります。……って、地図の通りたどり着いたのは、なんとも荘厳な建物! えっ、これがホテル?
元商工会議所だという石造りの建物がホテル!
……の隣に、新館のエントランスが。
聞けば、旧小樽商工会議所をリノベーションした建物が使用されているそう。かつてニシンの水揚げで栄えた歴史を持つ、「北のウォール街」=小樽にあった商工会議所。それはもう贅沢な建材で建てられております。これはテンション上がるなあ。
①美しい石造りの階段と手すり。 ②歴史ある建物の中を散策するだけでも楽しい! ③ロビーには、もちろんおなじみの「ご近所マップ」もあります。 ④お部屋もゆったりしていて天井が高く居心地よし!
OMO5小樽では、夕食もホテルでとることができるそう。その前に、少し小樽の街を散策してみようかな。
小樽の街をぶらり散策。名物メニュー「パンロール」って⁉
メインストリートを歩いていると、まるで映画のセットのように歴史ある重厚な建物だらけ。本当に昔はさぞかし栄えた街だったのだろうなあ。
多くの建物が現役で活用されています。
漫画「ゴールデンカムイ」にも登場する元銀行の建物。聖地巡礼感ある。
小樽といえば、練り物の「かま栄」! 小腹が空いたので、直売所へ立ち寄ってみました。
ドーンと建っている工場直営の直売所。かまぼこ天国~。
店内には練り物製品がズラリ。でも私のお目当ては、ホットケースの中にある揚げたての「パンロール」。現地に来なければ食べられない名物メニュー、一度食べてみたかったのですよ。
これがあの小樽のソウルフードとして知られる「パンロール」!
パンに直接すり身をぬって揚げるという、おどろきのオリジナル商品。サクサクぷりぷりでうまいなあ。もちろんビールにめっちゃ合います。
すぐ近くの港から船が出る「小樽運河クルージング」を楽しみにしていたのですが、この日はあいにく荒天により欠航! 仕方ないのでホテルに戻り、ひと風呂浴びたら部屋でのんびり過ごすことに。
小樽でスペイン料理を堪能⁉ 素敵な空間にも大満足
そして、お待ちかねの夕食。元大会議室だったという最上階の広間でのスパニッシュディナーです。
高い天井にシャンデリア。素敵すぎる~。
しかし、なんでスペイン料理なんだろう……と思っていたら、スペインでは「伝統的な建築物に宿泊する」という旅行文化があり、そこに着想を得たのだそう。
好きなものを自由に選べるビュッフェスタイル。
お料理は前菜のタパスビュッフェに、メインのお料理とスイーツビュッフェがつくスタイル。なんと、ワインやチャコリのフリードリンクビュッフェもあるのです。これは、呑兵衛にはたまらん。
夢のスパニッシュおつまみプレート♡
ブランダータ、チチャロンと生ハム、トマトとオリーブのマリネ、タコのガリシア風点々好きなタパスを選んだら、もうこれだけでワインを2~3杯飲めそう。そして、どれもお酒に合う!
①パプリカパウダーのかかった「タコのガリシア風」。 ②スペインのミートボール「アルボンディガス」もたっぷり。 ③メインのお料理は個別にサーブされる豚肉のグリル。
スペインと言えばのパエリアには、小樽らしくニシンが使われているそう。ふっくら炊かれたお米がおいしくて、お腹いっぱいと思いつつも完食! はー、幸せ。
おこげのところもカリカリして美味!
甘いもの好きな方はデザートビュッフェを満喫すべし。
食事の時間が終わると、21時からは同じフロアがバータイムに早変わり。ぐっとムーディーな照明となり、おつまみとともにワインやウイスキーなどをゆったりソファーで楽しめます。
ランプが灯され、リラックスできる空間に!
ナッツと生ハムのおつまみでハイボールを。
まるで海外に来た&タイムスリップした気分になるほど、素敵な空間ともてなしに大満足。希望者に貸し出してくれるオルゴールの音色を枕元で聞きつつ、この日はぐっすり眠りについたのでした。
DAY3
朝食は和食派も洋食派もうれしい充実ぶり!
朝7時、爽やかに起床! せっかくなので、朝食の前に港と朝市を覗いてみることにしました。
何軒かある朝市の中から、徒歩10分ほどの「鱗友朝市」へ。船が停泊している港を通りながら、ぶらぶら朝散歩にぴったりの距離です。
なにが獲れるんだろうな~と想像するのも楽しい。
朝4時からオープンしている「鱗友朝市」。
それほど規模は大きくありませんが、朝から地元の人たちが買い物をしている姿に出会えます。観光客もいるけれど、地元の人たちの生活の朝市なんだなあ。
北海道といえばのホッケもたくさん売っています。
ホテルに戻ったら、これまた楽しみにしていた朝食! 大きな窓から光が射しこむ明るい会場は、昨日と同じ場所と思えないほどさわやか~。
ツヤツヤの羽釜炊きごはんに塩辛、味噌汁、最高の朝食。
地元の「南樽市場」で売られている手作りのお惣菜もズラリ。これはうれしいなあ。イカザンギという揚げものがとてもおいしい(つまみっぽい)。
作っている人たちの紹介も載っていて親近感!
愛すべき朝食セットが完成~。
昨夜に引き続き、スペイン料理も登場。洋食派にもうれしい朝食メニュー。ああ、食べすぎる。
削りたての生ハムやオムレツ、パンコントマテ、揚げたてのチュロスをどうぞ!
華やかなパンコーナーも大人気。
チェックアウト後は、OMOレンジャーによる街歩きツアーへ!
満腹でチェックアウトしたら、最後に楽しいアクティビティが待っています。毎度おなじみOMOレンジャーによる街歩きツアーに出かけましょう~。
小樽の歴史や建物の説明など詳しい解説を聞きながらだと、昨日とは全くちがう風景に見えてくるからおもしろい。これは絶対に参加したほうがよいです!
「この交差点が、小樽をウォール街と呼ぶ理由の一角です」と元銀行の建物案内。
古い商店をリノベーションしながら雑貨屋さんとして営業中。雪がすごい(笑)。
そして飛行機に乗る前に、根性で1軒だけ立ち寄りたい! 北海道といえばの「小樽なると屋」へゴー!
小樽が本店の「なると屋」で、心ゆくまで小樽を味わう♪
地元客にも観光客にも大人気!
鶏の素揚げで有名なこちらのお店。北海道にたくさんの店舗がありますが、なんと小樽は本店なのです。開店と同時に行っても、待合室にたくさんのお客様が……。早く来てよかったわ。
まずは卵に目がないので、ハムエッグならぬ「海老エッグ」で「サッポロクラシック」の中瓶を。ぷっはー、うーまーいー。
卵が大きな海老に囲まれた「海老エッグ」。
そして、会いたかったよ憧れの「若鶏の半身揚げ」! ドーンともも肉一本。皮はカリカリ、身はしっとりジューシーでこれはたまらん……ほぼすべてのお客様がこれを頼んでいそう。
手で豪快にかぶりつくのが正解!
心ゆくまで食べて飲み、ついに空港へ。充実の2泊3日の北海道。札幌と小樽、ふたつの「OMO」は全く違う個性で、泊まり比べてみたのが楽しかったなあ。特に小樽は札幌からの日帰りになりがちだけれど、宿泊した人だけが楽しめる朝や夜の景色を満喫するのもオススメです。北海道のふたつの「OMO」、必ずまた来るよ~!
編集部・スズキより
ハナコさんが乗れなかった(残念!)小樽のクルージングですが、雪化粧された小樽運河が美しい冬の時期は「小樽運河こたつクルージング」が開催されています。なんと冬季限定で船にこたつ付き! OMO5小樽宿泊者限定アクティビティです。
今年2024年は、小樽といえば、の洋菓子店舗「LeTAO(ルタオ)」のホットチョコレートプティフロマージュが船内で楽しめるそう。こたつでぬくぬく、小樽の名物スイーツをおともに、雪景色にイルミネーションが輝く小樽運河の景色を楽しめるなんて、冬ならではの贅沢クルージングですね!
https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/omo5otaru/activities/13066/
OMOって?
街をこよなく愛するスタッフが地域の方々と仕掛ける、新感覚のホテル。OMOを通じて思いもよらない魅力に出会えば、知らず知らずのうちにその街がお気に入りになるはず。2023年秋現在、全国に15施設展開中。
ツレヅレハナコ
食と酒と旅を愛する文筆家。連載「旅先晩酌」でもおなじみ。著書に『まいにち酒ごはん日記』『女ひとりの夜つまみ』(幻冬舎)、『ツレヅレハナコの愛してやまないたまご料理』(サンマーク出版)など。
Instagram/@turehana1
連載
ツレヅレハナコと行く! OMO泊晩酌
LaLa Begin本誌で連載中の「ツレヅレハナコの旅先晩酌」番外編として、「テンションあがる『街ナカ』ホテル」こと、「OMO(おも) by 星野リゾート」とコラボ! ツレヅレハナコさん視点でOMOの魅力を掘り下げます。濃くて、楽しくて、おいしい旅先晩酌のお供に、OMOあり!
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