Begin Market(ビギンマーケット) COLUMN ARTICLES 【SNS担当のデジタルデトックス日記】寝る前に読みたい本とマンガ4選

2023.12.24

【SNS担当のデジタルデトックス日記】寝る前に読みたい本とマンガ4選

ざっくり自己紹介

こんにちは、LaLa Begin インスタ担当のモリカワです。

今年の春まで4年間LaLa Begin編集部にいて、今はSNS周りの運用と新規事業開拓で走り回っています。この記事を読んでくれているLaLa Begin好きの方は、きっとインスタもフォローしてくれていますよね。
え、してない…?!
が、頑張って更新してるのでよかったら覗いてくださいね。ご意見ご要望叱咤激励お待ちしています。

インスタ担当の悲しい性、悩みはトレンドリサーチと称して永遠にSNSを見てしまうこと。健康診断に行ったら両目とも視力が落ちていました。これはまずい!

使い始めたらいよいよヤバイかも、と思っていたスマホロッキングコンテナ(一定時間スマホを閉じ込めるためだけに開発された箱。検索してみてください)を購入する日が近いかもしれません……嫌だああ。泣

おすすめのデジタルデトックス方法、切実に知りたいです。

スマホから離れよう作戦! おすすめの本・マンガを紹介します

寝る前スマホを触らず、本を読んで寝落ちた日は疲れだってよくとれる。そこで、今年買った / 読み返した本の中でもこれはよかったな~~というものをご紹介しますね。

年末にお疲れ気味の皆さん、気になるのがあればぜひ書店へ。

國分功一郎 『暇と退屈の倫理学』

いやボロボロすぎだろ!!と自分でも突っ込みたいですが、それには理由がありまして。なんせあとがき・注釈を含むと500P超えの本で、内容もぼうっと読んでいるとすぐに見失うような理路整然としたもの。読み終えるまでに大苦戦を強いられて、長期間あちこちに連れ回していたのです。

やりたいことを諦めたり、「まぁいいか」と妥協すること。それは大なり小なり、誰もが経験することでしょう。しかし著者は、それで本当にいいのか、と問います。「まぁいいか」に抗うべく、哲学者たちの叡智を借りながら、皆に身近で、でも改めて考えると謎の多い「暇と退屈」について徹底的に掘り下げている一冊です。

読み切るのが大変でも、それでも面白すぎるから諦めきれずに読み切ってしまう。最後には「まぁいいか」と投げ出さず読み切って本当によかったなあと思わせてくれる読後感です。

じつは今年、この本をさらに掘り下げた新刊『目的への抵抗』が発売されています。こちらもぜひ読まなくては……!

川上弘美『センセイの鞄』

今年新しく買った本ではないのですが、はじめて読んだときに研ぎ澄まされた言葉選びとリズム感にやけに心を掴まれて、以来何度も読み返している小説です。

ひょんなところで10数年ぶりに高校の恩師と再会した主人公は、以来一緒に酒を飲み、きのこ狩りや花見に出かけ、共に時間を過ごしていきます。その日々が淡々と綴られるのですが、名前のない関係性が抱える切なさに、胸がきゅっとなります。

近藤聡乃『ニューヨークで考え中④』

 絶妙なゆるさや笑いのセンス、はたまたふと真面目な話をされるときのトーンや描き方がツボで、大好きな大好きなニューヨーク在住の漫画家・近藤聡乃さんのエッセイコミックの新刊。

4巻はデルタ株の登場により、落ち着くかに見えたコロナが再び猛威をふるっていたころの日々の記録。著者がニューヨークで何を感じ何を考えていたか、いかにして日常に楽しみを見出していたかということが語られます。

今でこそ日常が戻ってきた感覚はありますが、パンデミック化の世界の空気感がどのようなものだったか、自分がそれに対してどう考えていたかは5年後、10年後語れるようになっていたいなあと読みながら考えていました。

坂月さかな『星旅少年』

今年はじめて、前述の近藤聡乃さんの原画展というものに行き圧倒されました。マンガでさらっと読んでしまっていたコマも、インクでひとつひとつ、細かいところまで丁寧に丁寧に描かれているということを改めて実感、感動して、「絵がきれいなマンガをもっと紙で読みたい」と購入したのがこちら。

主人公は星から星へと旅をする少年。やさしい世界観で、星空や星に残された水路がうっとりと眺めてしまうほど美しく描かれています。
寝る前に読むのにぴったりなマンガです。


とりあえず4冊ご紹介してみました。
LaLa Beginチームの他のみんなのおすすめも気になるなあ。需要があればインスタリレーなどでやっても良さそうですね。

来年もたくさん本を読みたいと思います!

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