Begin Market(ビギンマーケット) COLUMN ARTICLES 果たして出版業界ってオワコン⁉︎というテーマで、真剣トークしてきました

2023.12.19

果たして出版業界ってオワコン⁉︎というテーマで、真剣トークしてきました

11月某日

この日は、朝から2-3月号(2024年1月12日発売号)の誌面特集のモデルカット撮影。

編集者の仕事って夜型って思われがちではありますが(実際のところ、比較的そうだともいえる)、撮影の日は別。特にロケの日なんかは早朝集合なんてことも多いのです。

なんて言っておきながら、この日は都内のスタジオに8時集合。大騒ぎするほどの早さでは、決してないですね(苦笑)。
とはいえ、スタジオ撮影でも光の入り方ってかなり重要。特に自然光を活かした撮影をしたい日には。日が昇って光の差し込み方の角度が変わってしまったり、また太陽が雲で隠れて陰ったりしてしまうと、「ちょうどいい光を逃した……!」なんてことになるので、撮影スタッフ一同、そんなことに気を配りながら撮影を進めていきます。

あーだこーだ言いながら撮影を進める。服の見え方、ヘアやメイクの加減などなど、チェックすべきポイント満載。

モデルさんは早朝でもピカイチにすてき! ぜひ誌面をお楽しみに~

自然な笑顔を引き出すために、みんなであれこれ話しながら撮影することも。

表紙候補のカットの撮影を見届けた後、撮影を続けるスタッフさん・編集部チームと別れ、私はいざ神保町へ。目指すは、出版会館。この仕事をしていてもなかなか足を運ぶ機会がなく、何ならこの日初めて訪問しました。

さて、この日この場に足を運んだのは、光文社・Gakken ・主婦と生活社・世界文化ホールディングス(弊社)の4社合同開催による、就活生向け説明会「出版“知る”フェス」に参加するため。

この合同説明会の編集長対談というトークショーにて、

光文社「美ST」統括編集長・桐野安子さん
Gakken 図鑑・辞典編集長・芳賀靖彦さん
主婦と生活社「LEON」編集長・石井 洋さん

と対談させていただきました。

対談後の集合写真。左から、対談を進行してくださった光文社総務部長の森川さん、芳賀さん、桐野さん、鈴木、石井さん。

対談の内容としては、編集長の仕事の内容だったり、やりがいだったり、編集長になるまでのキャリアの話などなど。この対談、じつは最初に出されたお題は「出版ってオワコン⁉」というセンセーショナルなタイトルでした(笑)。

ん、でもわかりますよ。次々の街の書店が姿を消し、もはや情報源もエンタメも、出版物に限らず情報が獲れる状況ですから、そんな風に思われる、揶揄されるのも無理ない。

でも果たして本当に出版業界に明るい未来は描けないの?
なんてことを、3社の編集長の皆さんと語ってきました。

私自身、学生時代に決して就活をスムーズに終えたタイプではなく、「もはや出版にこだわるのやめたほうが良い?」と自問自答しながら、何とか今にたどり着いた、という感じなので、就活真っ最中の皆さんの気持ちは他人事じゃない……!

これから就職活動に臨まれる学生・第二新卒の皆さんに向けてのセミナーでしたが、私自身、なかなか他社の編集長にお会いして、意見を交換、お話しさせていただくなんてことはなかったので、大変貴重な機会でした。

刺激だらけで、壇上でトークしながらも脳内では、各編集長の名言をメモしまくりでした。

そして、対談後に「お互い勇気をもらったね」「出版業界、盛り上げていかないと!」「むしろ、これから先の方が、出版業界って面白い展望描けるんじゃない⁉」と盛り上がったのでした。

いやぁこれからの仕事がより一層楽しく意欲的に取り組めそうなエネルギーを、編集長の皆さんはもちろん、ご来場いただいた学生の皆さんからもいただきました。

そう、控室で話したのはもちろんですが、こういう話って、打ち上げでも盛り上がるんですよね(笑)

この日は4社の説明会に関わった社員で集って、神保町の某焼き肉店で打ち上げをしました。各社の内定者も集合していて、最近の就活事情なんかも聞かせてもらったのでした。

内定者はもちろん、各社の編集長、若手・中堅社員、みんなアツい!
ほかの業界だってそうかもしれませんが、手前味噌ながら出版業界は面白い人がたくさん集まっているなぁと。だから私自身、飽きずにこの仕事を続けられているのかも。

面白いコンテンツを作ること、が本業ですが、その仲間を増やすこと、も大事な編集長業務だな、なんて改めて感じました。

出版業界に関心がある学生の皆さんと、またどこかで触れ合えたらいいなぁ。LaLa Beginはインスタでも編集部員がしょっちゅう登場しますし、疑問・質問があれば何なりとコメントいただけますと、大変うれしいです。

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