贈りもの上手の真心ストーリー
大切なあの人へ。【贈りもの】上手な人たちに聞いた「真心ストーリー」とは?
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世界で活躍するあの方に
対談で一度ご一緒し、折に触れて、謦咳に接してきた現代美術作家の杉本博司さん。そんな杉本さんが、ニューヨークで『杉本文楽』の公演をなさると聞いて、日本からお土産を持って伺うことに。ニューヨークにいる方が今食べたいものは何だろう、そう考えたときにお米が思い浮かび、和久傳米に決めました。和久傳米は、お米の味がしっかり感じられ、程よいドライ感が美味。なじみ深い食材だからこそ、風味の違いがしっかり感じられます。もういくつ寝るとお正月! 正月といえば、お米が欠かせない行事ですので、いつもよりちょっと高級なお米を、贈ってみてはいかがでしょうか。
森岡書店オーナー
森岡督行 さん
「一冊の本を売る書店」がテーマの、森岡書店の代表。著書に『800日間銀座一周』(文春文庫)、『ショートケーキを許す』(雷鳥社)などがある。Instagram:@moriokashoten
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紫野和久傳の和久傳米
京丹後・市野々の山深い土地で、農薬や化学肥料を一切使わずに手塩にかけて育てられる。和煮やふりかけ、漬物などと一緒に食べるのがおすすめ。新米の季節のみ販売される限定品で、なくなり次第終了。3合 1215円(紫野和久傅)
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気さくでやさしく、こだわり屋の大先輩に
仕事でお世話になっているおしゃれな大先輩は、還暦を超えてなお、活動的でやさしく、こだわり屋。そして自分と同じ車を所有する尊敬する友人でもあります。そんな先輩と各々カスタムして楽しんでいる車は、10年超えの絶版車。だからこそこだわりのケアアイテムで、ただのワックス以上の仕上がりを楽しみながら、いつまでも愛車をピカピカに仕上げてもらいたいとの思いで贈りたいのが、英国王室御用達のカーケアアイテムブランド、オートグリム。これで磨くと輝きは別格! 商品のラインナップも豊富だから、車同様に、こだわり屋は沼落ち必至、というのもポイント高いんです。
damaworks 服飾デザイナー
児玉洋樹 さん
大手ジーンズメーカーからキャリアをスタートし、その後レディスアパレルでデザイナー歴任。Lelill、seesetのほか、多数のブランドデザインを手がける。Instagram:@dama_stagram
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オートグリムのスーパーレジンポリッシュ
洗車後の車体に塗布することで、特殊配合の低分子レジン(樹脂) が、ツヤを与えるとともに保護効果も発揮。洗車機やタオルでの拭き上げが原因の小傷を消し塗装面を滑らかに。325㎖ 3630円(プレミアム・カーケア・ジャパン)
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お茶が好きな祖母、京の魅力を伝えたい友に
ホームに入居中の祖母は、大のお茶好き。だから、旅先やデパ地下などでおいしそうなお茶を見つけると、よく買っては送ったり持って行ったりしています。2022年に京都に移住したので、お茶を選ぶなら、一保堂へ。高齢の祖母でも手軽に淹れられるなと思って選んだのが、こちらです。その後、友人へ贈る「京都らしくてさりげなくいいもの」を考えていたときにもこれを思い出し、再び購入しました。ドリップタイプは淹れる際に立つお茶の香りもよく、手軽でありながらもちょっと特別感があるのがうれしい。シンプルな化粧箱入り、デザインも上品な和モダンですてきなんです。
イラストレーター
naohiga さん
グラフィックデザイナーとして勤務した後、イラストレーターとして独立。現在は雑誌や書籍、WEB マガジン、SNS、ブランド、 企業媒体などを中心に活動。Instagram:@naohigaillustrator
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一保堂茶舗のドリップティーバッグセット
カップにセットして淹れられ、 準備も後片づけも簡単。箱入りできちんとした印象ながら、気軽にお茶を贈れます。煎茶とほうじ茶は様々な食事やお菓子と相性が良くギフト向き。煎茶・ほうじ茶各6袋入り 2916円(一保堂茶舗)
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仕事と子育てに追われている友人に
家電を「感動ベース」で語りたいという思いでいる私が、贈りものに推薦するのがこちらのランタン。自宅でのくつろぎタイムにぴったりの1台です。毎日家事や育児に追われている友人にプレゼントしたところ、「天井のシーリングライトの明かりを落として、ゆったりした時間を過ごせるようになった」と、とびっきりの笑顔で言われました。家電の魅力って優れたスペックだけではなくって、暮らしをすてきにアップデートしてくれることにある。ランタンがある暮らしは、のんびり過ごす1人時間も、家族や大切な人と過ごす時間も、いつもより充実したいとおしいものにしてくれます。
家電ライフスタイルプロデューサー
神原サリー さん
新聞社勤務、フリーライターを経て家電コンシェルジュに。執筆、商品企画、コンサルティングを手掛ける。TV・ラジオ出演多数。YouTube「神原サリーの家電アトリエchannel」も人気。
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バルミューダのバルミューダ ザ・ランタン
キャンドルのように揺らぐ暖色の灯りから、読書灯にも使える温白色の灯りまで。日常のあらゆる時間に寄り添ってくれる。バッテリー内蔵でベランダやアウトドアシーンでも活躍。W11×H24.8×D10.3cm 1万5950円(バルミューダ)
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正反対⁉だけど仲睦まじい両親に
母は心臓が3つあるんじゃないかと思うほどパワフル。一方、父はいつもなんとなくポヤッとしています。わりに正反対な2人ですが、かなり仲がよく、毎日一緒に時代劇や韓国ドラマを見ています。そんな僕の両親にしっくりくるものを贈りたい。そう考えたときに、松本民芸家具の専門店「目黒花森」で試した、座椅子を思い出しました。これが思わずその場に根を張りたくなるほど座り心地がよく……。一般的な座椅子に比べて少し高さがあるため、あぐらをかいたり、足を伸ばしたりと、座り方が自由なのも魅力。タイプの違う2人が、それぞれ思うままにくつろいでいる姿が目に浮かびます。
日用品愛好家
渡辺平日 さん
日用品愛好家、古物商。現在は執筆活動をはじめ、美術協力や製品開発など、良く言うと多方面に、悪く言うと無軌道に活躍の場を広げている(本人談)。Instagram:@mo_no_ya
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松本民芸家具の白壁荘型座椅子
井上靖ら文人墨客に愛された伊豆湯ヶ島の湯宿・白壁荘で使われている座椅子。太藺草を撚って編み込んだ座面のラッシシートは、使い込むほど艶のある飴色に変化していく。W44×H55×D49cm 11万5500円(松本民芸家具)
連載
贈りもの上手の真心ストーリー
贈りものって、贈る側になると存外悩ましい。相手に重荷にならないかな、気に入ってもらえるかな、なんて頭を悩ませてしまう。贈りもの事情をリサーチしたら、おすすめの品はもちろん、何よりも心得が大事ってわかりました。ギフトシーズンに贈るのも贈られるのもうれしくなる、真心ストーリーをお届けします。
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※掲載内容は発行時点の情報です。
[LaLa Begin 2023年 12-1月号の記事を再構成]photo : Shunsuke Musashi