Begin Market(ビギンマーケット) COLUMN ARTICLES 【ヴィンテージのプロが伝授】コーデュロイパンツは「リーバイス646」が狙い目なワケとは?

2023.11.28

古着の目利き力を養う「ヴィン」覧

【ヴィンテージのプロが伝授】コーデュロイパンツは「リーバイス646」が狙い目なワケとは?

おしゃれに古着を取り入れたい、けれど古着道は奥深い……。そこで、目の肥えたその道のプロに、古着の魅力と選び方を伝授いただきます!

コーデュロイパンツ
予算:¥8,000~12,000

ヴィンテージの魅力をプロに学び、審美眼を養うことを目的とした本連載。今回は、冬のボトムスの代表格コーデュロイパンツについて学びましょう。

細畝&フレア型のリーバイス646は特に品よくはけます

コーデュロイパンツといってもさまざまですが、どんなブランドが人気ですか?

佐藤 まずはリーバイスでしょうか。生地が薄くてはきやすく、シルエットもきれいなので、男女問わず人気があります。なかでも定番は519で、コーデュロイにおける501的な存在。やや細身のつくりのストレートシルエットで、上品にはけて、最初の1本にもおすすめです。

リーバイス「519」

最近はフレアが人気だとか。

佐藤 はい。ここ数年、レディスで売れているのが646です。程よいワイド感とフレアのいいとこ取りで、今後さらに人気が出そうですね。ただ、気をつけてほしいのは丈感。丈詰めがしにくいので、なるべく脚の長さに合うものがいいですよ。

リーバイス「646」

リーバイス以外のおすすめは?

佐藤 太畝うねでより季節感が楽しめるポロ ラルフ ローレン。リーバイスに比べるとかなり幅広、かつストレートでカジュアルにはきたい方はこちらがいいかも。

ポロ ラルフ ローレン

価格帯はいかがでしょう。

佐藤 アメリカ製のリーバイスは常時、最近はポロも高騰してきていますね。どちらも毎年値上がりしているので、気になったときに購入するのがベター。リーバイスは1万2000円前後、ポロ ラルフ ローレンは8000円前後で手に入ると思います。

とはいえ、どれがいいか迷ってしまいそうですね。選ぶときのポイントはありますか?

佐藤 シルエットはもちろん、デニムと違ってカラバリが豊富なので、好きな色で選んでも◎。光沢感なども確認してみて。

イチオシの着こなしは?

佐藤 黒のジャケットやローファーを合わせて、きれいにまとめてもいいですし、ジャージーにコンバースでがっつりカジュアルに振っても可愛いと思います!

リーバイス「646」の後ろポケット横の白タブ①は、70~80年代のデニム以外のものにつけられるもの。背面のパッチがないため、年代と品番は裏地のタグ②で確認。品番である「646」の記載があることがわかる。一番下左から2番目の「80」が製造年。

ポロ ラルフ ローレンは後ろの左ポケットについたタグで年代をチェック。③の旗が記されているのは「白タグ」と呼ばれ、80~90年代、④の横長のタグは90年代に生産されたものにつけられる。

 

 

住所:東京都武蔵野市吉祥寺南町1-15-7

営業時間:11:00~20:00

定休日:不定休

Instagram:@dracaena_kichijoji

※掲載内容は発行時点の情報です。

[LaLa Begin 2023年 12-1月号の記事を再構成]photo : Shunsuke Musashi text : Miho Oashi

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