京都の知られざる絶品スポットで、和食に合う繊細なワインを堪能!【旅先晩酌】
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ツレヅレハナコの旅先晩酌【番外編】
船井郡 京丹波町の「丹波ワインハウス」
おいしいお酒とグルメを求めて、日本全国津々浦々。今回、ツレヅレハナコさんが訪れたのは“知られざる京都”。京都中心部から少し足を延ばすだけで、絶品スポットに出会えました。ワイン、日本酒、京料理を求めて、おいしい旅行記のはじまりです。
ツレヅレハナコ
食と酒と旅を愛する文筆家。連載「旅先晩酌」でもおなじみ。著書に『まいにち酒ごはん日記』『女ひとりの夜つまみ』(幻冬舎)、『ツレヅレハナコの愛してやまないたまご料理』(サンマーク出版)など。
Instagram/@turehana1
京都といえばの“和食”に合う繊細な味わいのワインづくり
市街地のイメージが強い京都ですが、車を1時間ほど走らせた丹波には緑豊かなぶどう畑が広がっていました。
京都ならではの盆地気候がうまみのあるぶどうを育ててくれる
6ヘクタールの広大な畑! 試験栽培を含めて40種類以上の品種を栽培。中でも主力品種はピノ・ブランとピノ・ノワール。
「丹波は昼と夜の寒暖差が大きいので、ぶどうの生育には適した場所。私たちはこの地で1979年からワインの醸造を行っているんですよ」と丹波ワインハウスの黒井仁吉さん。]
ワイナリーに併設されている屋外レストラン「ヴィンヤードグリル」では、ぶどう畑を一望しながらBBQも(4月~11月開催)。
ワイナリーツアー(予約制・1000円)では、畑やワイナリーを見学後、3種のワインをテイスティング。併設ショップでの買い物も楽しめる。
商品づくりのテーマが「和食に合うワイン」とは、さすが京都の醸造所! どれも和食を引き立てる繊細な味わいで、たまには日本酒ではなく、ワインで和食もいいなあと思うのでした。
醸造所の中へ
収穫されたぶどうは果汁を搾った後、タンクの中へ。アルコール発酵を行う。
タンク内では、発酵した果汁がブクブクと泡立つ様子も。ジュースからワインになる過程が見えて感激!
ワインの種類によっては木樽へ移し、専用庫で熟成される。
生詰めで造った人気No.1のスパークリングワイン
てぐみ
酸化防止剤を一切使用せず、濾過もしない生詰めスパークリングワイン。ほんのり濁っていて、飲めばぶどう本来の複雑味が感じられる。丹波ワインの中でも人気ナンバーワン。県外の酒販店での取り扱いも多い。750ml 1870円
シュワシュワ感がたまらない!
人気の3種をテイスティングしました
1.Saperavi Sparkling
京丹後産サペラヴィスパークリング
京丹後で栽培したぶどう品種サペラヴィを使用した赤のスパークリング。果実味や複雑味のバランスが良く、きれいな酸味があるので赤でも軽快な飲み口。750ml 2420円
2.Dela Gris
醸し発酵デラウェア
通常、白ワインとして使用するデラウェアを赤ワインの方法で醸造したオレンジワイン。甘くフルーティな香りと果実味で、デラウェアを飲んでいるかのよう。720ml 1980円
3.Sumeragi
すめらぎ
和食材との相性を追求して醸造された辛口の白ワイン。切れの良い軽快な酸味と柑橘のさわやかな香りが上品な余韻を残してくれる。魚介類を使った和食と相性抜群。750ml 1980円
丹波ワインが飲めるのはココ!
丹波ワインハウス(レストラン・ショップ)
住所:京都府船井郡京丹波町豊田千原83
TEL:0771-82-2003
レストラン営業時間:11:30~16:00 ※土・日・祝日のみ営業(年末年始は休業)
ワインショップ営業時間:10:00~17:00
定休日:木曜および年末年始(9~12月は無休、1~2月は火・水・木曜が定休日)
※掲載内容は発行時点の情報です。
[LaLa Begin 2022-23年 12-1月号の記事を再構成] 写真/武蔵俊介 文/ツレヅレハナコ・編集部 イラスト/ naohiga