ブランド研究【BIOKURA】
【ビオクラ】植物性食材のみとは思えない“ごほうヴィーガン”はこんな風に出来てます
1ホールずつ、小淵沢の工房にてパティシエたちが心を込めて手作りしています
①タルト生地だけをまず8~9割焼きます。解凍してもサクサクとした食感を再現するため、温度は通常180℃のところ、高めの200℃に。
②豆乳クリームを使用したチーズクリームを盛り付け。1台に250gとたっぷり。パレットナイフで敷き詰めたら、ドーム状に整えます。
③アプリコットジャムでつややかに仕上げます。熱したアプリコットジャムが固まる前に、手早くムラなく、数回塗り重ねるのがコツ。
④アプリコットジャムを塗り終えたら、冷凍庫に約30分ほど入れて冷やし固めます。これでレアチーズケーキの完成です!
Q.どんな想いでケーキを作っているのか教えてください
スイーツ工房 チーフパティシエ
小倉勝弘さん
ビオクラのヴィーガンケーキは、素材本来の風味を生かしたシンプルさが強み。使用する食材は“安心でおいしい”が大前提です。なるべく国産のもの、また環境に配慮した栽培をされている農家さんにお願いするなど、生産者さんと連携した原材料の調達にも力を入れています。
ビオクラ事業部 営業企画
石川恭子さん
目指すのは、誰もが安心して食べられるおいしいケーキ。当初はオリジナルのヴィーガンケーキがメインでしたが、最近は街のケーキ屋さんでもおなじみのケーキを植物性食材のみで作ろうと新たな挑戦をスタート。レアチーズ、モンブラン、ショートケーキなど選択肢を増やしています。
スイーツ工房 パティシエ
小林さと美さん
植物性食材のみとは思えないおいしさの裏にはひと手間かけた味の工夫が! 冷凍商品のため、解凍しておいしいかどうかも大切なポイント。フワフワ食感が持続するようスポンジの焼き加減を調整したり、水分の多いフルーツはジャムやソースに替えるなど、企業努力は惜しみません。
ビオクラ
お問い合わせ先/ビオクラお客様係
TEL 0551-20-5144
公式ECサイト/https://www.biokura.jp/
連載
ブランド研究【BIOKURA】
ヘルシー志向や環境意識の高まりから、日本でもプラントベースフードが市民権を得つつある昨今。いち早く着目し、いまやヴィーガンケーキの代名詞ともなったのが「ビオクラ」です。植物性食材のみなのにおいしくて、からだ想いのケーキが生まれる秘密を徹底検証。
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※掲載内容は発行時点の情報です。
[LaLa Begin 2022年 10-11月号の記事を再構成]写真/武蔵俊介 イラスト/岡田みそ 文/村田理江 撮影協力/UTUWA