インテリアの雰囲気は、歴史あるアメリカ雑貨で味変を
お部屋のコク増しには歴史あるアメリカ雑貨を
お部屋のインテリアをお気に入りのもので一式揃えたなら、次はアメリカ雑貨でいかがでしょうか。今あるインテリアとマッチするか不安でも、歴史を持つ本物なら、お部屋のバランスを崩さずに、程よく味付けしてくれます。
MARK ROTHKO
マーク・ロスコのOrange and Tan,1954
誰もが一度は思い立つ「部屋に絵画を飾ろう」というウキウキな計画。しかし結局、何を飾ればいいかわからず、計画は後回しに。それならまずは、抽象画がオススメ。ニュアンスで表現された抽象画なら、部屋のインテリアとしてなじみます。
20世紀を代表する画家の一人、マーク・ロスコは、多くの名作を残しました。キャンバスを区切った矩形と色彩のみで、宗教的とまで言われる深い内省を表現する独自の作風を確立したロスコ。生前、美術館などの展示には、同じ壁面に他の作家の作品を飾らず自分の作品のみを飾ることを希望していたそう。皆さんも、2つ目の絵画を飾るときは慎重に。
右/W30.8×H38×D2.4㎝ 1万1000円(イデーショップ 自由が丘店)
CAMBRO
キャンブロ社のカムトレー
カリカリのベーコンに、口どけふんわりのスクランブルエッグ。シロップたっぷりのパンケーキの隣には、お代わり自由のコーヒーが……。休日のブランチに食べたくなる、古き良きアメリカンダイナーの食卓。そこに欠かせないのがキャンブロ社の業務用トレーです。鮮やかな発色で、汚れてもサッと拭き取れるこの素材はFRP。グラス繊維入りの強化プラのことで、その風合いはイームズのシェルチェアでもおなじみですよね。カフェやファストフード店でもアメリカンな雰囲気を醸す名脇役は、ザッツアメリカンキッチュ♪
Lサイズ W34.8×H26.9㎝ 各3850円(ディーラーシップ)
BEHRENS
ベーレンスのトラッシュカン
スクリーン越しにのぞき見するアメリカのライフスタイル。日本と違って整然と整理された区画の、青々とした芝生が眩しいアメリカンハウスって、きっと段違いの開放感ですよね。
決まって軒先にあるのは、ブリキ製のダストボックス。そんな定番ガーデン用品は、本場アメリカで100年続くブランドに頼ってみたい! ガーデニングやBBQで出たゴミがまるっと収まる大容量で、しっかりとフタが閉まる頑丈さもアメリカらしい。お庭に、ベランダに置くだけでテンションが上がります。
45.7×H67.3㎝ 1万340円(ピーエフエス パーツセンター)
BORDEN
ボーデンのアイスクリームカップ
アメリカのマーケット巡りがウキウキするのは、ちょっとしたモノのパッケージデザインに心が躍るから。悔しいけど、アルファベットってルックがいい。赤や黄色、白の使い方もうまいんですよね。
ボーデン社はレディーボーデンブランドでおなじみの、アメリカの乳製品メーカー。同社のキュートなマスコット、エルシー・ザ・カウはヴィンテージショップでは安定した人気を誇ります。蝋引き加工されたこのアイスカップも、小物入れやプランターやらにアレンジして愛でたい、グッドデザインです。
8.5×H5.2㎝ 5個セット 1650円(DUPON35)
TOOLS & INTERIOR 100

モノをこよなく愛するこだわり派の読者に向けて提案してきたLaLa Beginが、これまで取材してきた日常雑貨や道具、インテリアのなかから、さらに名品と呼べるものを厳選。 モノづくりが魅力的な日本メイドの調理器具、食卓に表情をもたらす世界のテーブルウェア、老舗の家具から気鋭の小物まで、毎日、そして長く使える暮らしの相棒を深掘り。センスがいい暮らしを叶えるモノ選びのポイントとともにお届けします。
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