Begin Market(ビギンマーケット) COLUMN ARTICLES 【一生もの】プロのスタイリスト5人に聞いた、プライベートで偏愛しているアイテムとは

2024.02.15

ボーイな女の賢い買いものルール

【一生もの】プロのスタイリスト5人に聞いた、プライベートで偏愛しているアイテムとは

スタイリストが手放せないヘビロテできる“一生もの”

モノ選びのプロであるスタイリストたちが、プライベートで偏愛している“ 一生もの” って? それぞれの個性が際立つ7ブランドを紹介します。

Paraboot[パラブーツ]
レザーシューズ

正統派の革靴に興味を持ったのは、ララビギンに携わるようになってから。いろいろ履き比べた結果、ここ7、8年でたくさん集まったのがパラブーツです。

ラバーソールなので硬くないし、痛くないし、疲れない。終日ロケでもラクチンで、水に強い革を使ったものは雨の日にはけるのも大好きなポイントです。これだけタフなのに、月1回ブラッシングして磨く程度できれいも保てる。今は週に5日はパラブーツ生活。玄関に出しっぱなしにしているスタメンの中でも、お気に入りは一番下のビットローファー「オルセー ティ」で、上品顔でもパラブーツらしくソールにボリュームがあるので服ともバランスを取りやすい。ファー付きのものは今年もこの季節が来た!と思えて好きです。

いつも誕生日や仕事の節目にご褒美買いするので、足元を見る度に「またひとつ年を重ねたな」とか「あの時はがんばったな」など当時を懐かしく思い出します。そんな自分史が刻まれたパラブーツは、もはや人生の相棒ですね。

HYKE[ハイク]
デニムジャケット

タイプ2というモデルのビッグフィットは、155㎝の私でも着映える丈感が魅力。新品でもクタッとしているので、“着られている感”なく着こなせるところと、流行を超えた飽きのこない形も決め手でした。冬はコート下の防寒着として、春と秋はアウターとして活躍中。私自身、両親からアクセサリーや時計を受け継いできたので、こうした定番品は娘たちに譲れるように、無意識のうちに一生ものの視点で選んでいます。

DUBSTRUCT[ダブストラクト]
ストーンリング

「これだ!」身につけた瞬間、運命を感じたのがこのリング。色石でありながらモノトーンなのでフェミニンすぎず、ゴツめで高さもあるので、いつもの服もかっこよく決まります。アウターに負けないボリューム感は冬にもいいし、爽やかな白は夏にもぴったり。そして身につける度、新鮮な気持ちにもさせてくれる。まさにデザインの力を感じるリングは、年齢を重ねても飽きずに自分のスタイルに寄り添ってくれるはずです。

POLO RALPH LAUREN[ポロ ラルフ ローレン]
ビッグ フィット チノ パンツ
PHEENY[フィーニー]
アスレチック フリース L/S

つい手に取ってしまう。そんなふうに自分になじんだ瞬間、一生ものだと感じます。このチノパンは腰にプリーツがなくすっきり上品なのに、色と素材がタフなところがアメリカ的。紺ブレなど王道アメカジスタイルに絶好です。一方、アメカジの王道顔をしたスウェットは、短めの丈やライム色が正統派アメカジにはない魅力。ガンガン着て洗って、裏起毛が古着のようにつぶれて薄くなるまで、数年かけて育てていきたいですね。

Véritécoeur[ヴェリテクール]
コットンシャツ ワンピース
ayame[アヤメ]
ジュラ

心地よくて扱いやすい、そんなマイ定番こそが一生ものな気がします。シャツワンピは丈夫で何度洗ってもよれず、ノーアイロンでサマになり、適度なゆとりや着る度になじんでいくところも好き。すてきに色あせていく様子も想像できます。眼鏡は少し黄みがかったクリアフレームが肌なじみよく、意外にどんな服にも合う。掛け心地もよくてコーデが物足りないときのポイントになるので、一生手放せない気がしています。

※掲載内容は発行時点の情報です。

[LaLa Begin 2024年 2-3月号の記事を再構成]photo : Yohei Kojima, Ayako Kubota, Saori Fushimi, Shunsuke Musashi text : Mikiko Manaka, Aki Maruyama, Miho Oashi, LaLa Begin styling : Aki Nitta hair & make-up : Karen Suzuki model : Mii

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