Begin Market(ビギンマーケット) COLUMN ARTICLES 【STAEDTLER、L.L.Bean】〈シンチ〉染谷真太郎さん愛してやまない“一生もの”とは?

2024.02.14

ボーイな女の賢い買いものルール

【STAEDTLER、L.L.Bean】〈シンチ〉染谷真太郎さん愛してやまない“一生もの”とは?

改めて“一生もの”が一番賢い選択

一生ものは、プライスの高い安いじゃない。ずっと使えるものこそが、賢いもの選びなはず。そこで、人気ブランドを手がける“中の人”に取材。一生ものの考え方について聞いてみました。

 

シンゾーンを20年間で人気ブランドに導いた後、2021年にオブラダを擁する新会社、シンチをスタート。■@shintaro_someya

“優れたものはシンプルです”
“使い込んだら買い替えられる”

数字の管理はパソコンでも、クリエイティブな作業はもっぱら鉛筆、と染谷さん。

「書いて消してとプリミティブに手を動かしているうちに、頭がクリアになってアイデアが湧いてきます。ステッドラーで書けば目標は実現し、悩みは客観視できる。打ち合わせでも替えの芯やインクを気にせずサッと絵を描けるので、相手に考えが伝わりやすいんです」

エル・エル・ビーンのトートバッグは、ものづくりを始めてそのすばらしさを再認識したそう。

「ハンドルは強度の高い位置に取り付けられ、サイズ別に織られた生地は裁断の手間がない。合理的なデザインは、同じくアメリカ生まれのリーバイス501にも通じる究極のベーシック。優れたものほどシンプルで、それは多くの人に長く愛される強さにもなると、作り手として実感しています」

ともに消耗が早い日用品ですが、長く使ってくたびれてきたら?

「鉛筆もトートも潔く新調します。だって下着も新しいほうが気持ちいいでしょう? だから僕にとっては気軽に買い替えられることも、一生ものの条件なんです」

STAEDTLER
ステッドラーの鉛筆

質実剛健なドイツ製の滑らかな書き味と、ブラック×ブルーの配色がお気に入り。濃さ違いをまとめてペンホルダーに入れている。

L.L.Bean
エルエルビーンのボート・アンド・トート・バッグ

丈夫で何でも入れられて、汚れたらジャブジャブ洗えるところはベーシックの極み。しかも、いまや希少なメイド・イン・USA!

※掲載内容は発行時点の情報です。

[LaLa Begin 2024年 2-3月号の記事を再構成]photo : Yohei Kojima, Ayako Kubota, Saori Fushimi, Shunsuke Musashi text : Mikiko Manaka, Aki Maruyama, Miho Oashi, LaLa Begin styling : Aki Nitta hair & make-up : Karen Suzuki model : Mii

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